◎ 黄色信号 １ ページ25
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〈 your side 〉
夢に顕嵐が出てきた。
私を置いて歩き出す顕嵐を呼び止めて
手をぎゅっと握るの。
優しく微笑む顕嵐に 好き、と呟いて
いつものように抱きつく。
…なのに顕嵐は抱きしめ返してくれない。
何で…？
いつもみたいに強く抱きしめてよ。
耳元で 大好きって囁いてよ。
溺れるようなキスは？ ねえ、顕嵐…。
背中に回した私の腕を顕嵐は剥がそうとするから
嫌だと言わんばかりにさらに抱きつく。
すると顕嵐じゃない声が何処かから聞こえた。
「 …A、顕嵐じゃないよ。神宮寺だよ、」
『 ……っえ…、？ 』
うっすらと目を開けると
私が抱きついていたのは
顕嵐じゃなくて神くんだとようやく気づく。
腕を回した身体も顔を埋めた胸板も
確かに顕嵐とは違うのに、どうして間違えたんだろう。
神「 落ち着くまでそうしてていいよ。
何か、凄く必死だったからさ。 」
神くんはそう言って
落ち着くように私を包んでくれる。
その温もりが、汚れのない純粋な愛情が
どうしようもなく愛おしくて。
チカチカと光る黄色信号を
見て見ぬ振りをしてもいいかな。
優しく背中をさすってくれる神くんに。
わざと何も聞いてこない神くんに。
その愛を求めることは悪いことだとわかってるのに。
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蘭 - 続きが楽しみです。 (2018年1月4日 2時) (
レス) id: 3d5cc8d928 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 続き楽しみです。 (2017年10月24日 9時) (レス) id: 7b0326607d (このIDを非表示/違反報告)
n a g i.(プロフ) - 花さん» 花さんありがとうございます！これからもよろしくお願いします◎！ (2017年10月23日 15時) (レス) id: 3403170adf (このIDを非表示/違反報告)
花 - この小説大好きです。続き楽しみです。頑張ってください。 (2017年10月22日 13時) (レス) id: 7b0326607d (このIDを非表示/違反報告)
n a g i.(プロフ) - みーたんさん» ありがとうございます！急展開すぎてごめんなさい(笑)しぃちゃんの恋どうか見守ってあげてください！更新頑張ります！ (2017年10月3日 0時) (レス) id: d34f8aca92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n a g i. | 作成日時：2017年9月11日 0時
