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ーAsideー
「という長い段階を踏んで彼女を、東雲 Aさんを、優秀な暗殺者としてE組に
迎え入れたわけです」
「そんな経緯があったとは…。お聞きすることができてよかったです」
「この話は秘密厳守でお願いしますね」
「はい」
『…話終わりました？』
烏間はギョッとして私を見た。なんだ？と思い烏間を見返すと、
「はは、お気になさらず」
と理事長さんが笑った。
「もうお話は終わりましたよ。烏間先生への分は…ね」
理事長さんが左手をあげる。女の人が3人。そいつらが烏間を囲んだ。
「烏間先生
「！？」
烏間は抵抗する間もなく腕を後ろで組まれ強制的に退室させられてしまった。
追いかけようとしたが理事長さんに再び掴まれてしまい、私たちは引き離されてしまったのだ。
パッと手を離される。ノブを回してみたが、外側から鍵をかけられている。
『どういうつもりですか』
「さっきも言ったでしょう。私は君とお話がしたい」
『それはさっきのでお終いじゃ』
顔を掴まれ壁に押さえつけられる。
不快感に顔を歪めると、理事長さんはにんまりと笑った。
『ドS野郎』
「ははは、なんとでも言いなさい」
理事長さんは私の腕を掴む。
そしてギリギリと力を込めていった。圧迫から逃れようと手を引く。
「ふむ。これは実に興味深い」
『…は？』
「東雲さん。貴女は今
『…！？』
「一体いつから、痛みを感じなくなったのですか？」
高鳴る心臓。血液がものすごい勢いで体内をめぐる。私、いつから痛みを感じなく…？
え？ていうか、何で今まで気付かなかったの？いや、気づいてたのか？
気づいてたのに何でもないふりして普通に生活していたの？怖い、自分が怖い。
「東雲さん。貴女には人権がありません。答えは明確です。貴女は人間ではないから。
私が貴女を殴ろうが蹴ろうが、動物愛護団体も止めに来ません。貴女は動物でもないから。
貴女は喰種。そして痛みを感じない。なら私が今ここで貴女を殴っても何の問題もない。
違いますか？」
『…』
「無回答と…」
理事長さんはメモ用紙に何かを書き始めた。
「東雲さん。私は貴女をできる限り利用したい。
殺せんせーを殺すための暗殺者として、そしてこの世の中から喰種を抹消させるため。
協力しなさい。嫌とは言わせない」
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mh - いつもクオリティの高いお話をありがとうございます！応援しています‼ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: 6608c57345 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - ミライアルさん» ありがとうございます！更新ペース上げられるよう頑張りますね！！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
ミライアル(プロフ) - うぉー！なんか続きがめっちゃくちゃ楽しみっす！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年4月20日 13時) (レス) id: b0af308e1c (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 名倉さん» ありがとうございます！！よかったです！倒れない程度に頑張ります！！ (2019年4月3日 1時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
名倉 - 第5弾おめでとうございます！ すごく面白かったです（＾_＾） 更新、無理しない程度に頑張ってください！ (2019年4月2日 23時) (レス) id: 4b077ed0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2019年3月24日 23時
