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ーAsideー
みんなは驚きで声を漏らす。
「明日の中間テスト、全員50位以内を取りなさい」
「「えぇ！？」」
そりゃそうなるわ。
でも50位か…。どのくらいとれば、50位以内におさまれるのかな…。
「君たちの第二の刃は、先生がすでに育てています。
本校舎の教師たちに劣るほど、先生はトロイ教え方をしていません」
マッハだしね。
「自信を持ってその刃を振るってきなさい。
ミッションを成功させ、恥じることなく笑顔で胸を張るのです。
自分たちがアサシンであり、E組であることに」
E組であることに胸を張る。
アサシンであることに胸を張る。
これらがどういう意味か私にはよく分からなかった。
タコ先生の話を聞いている限り、E組は椚ヶ丘中学校の落ちこぼれだ。
そんなE組にいるということに胸を張るのは難しいのでは無いか。
第一胸を張っていいのか。
アサシンであることに胸を張れというのもおかしい話だ。
そんなことをしてしまったら犯罪者になりかねない。
呆れながらみんなの顔を見ると________
『なんで、』
どうして_____？
どうしてみんなそんなに輝いた顔をしてるの？
みんなはエンドのE組に何を期待しているの？
私には、分からない。
ー
『ただいま』
「お帰り。…どうしたの？なんかあった？」
『え？』
金木さんの不安そうな眼差しが向けられる。
『…ううん。なんでもないよ。大丈夫』
わざとらしくにんまりしてみせた。
「そう。ならいいけど」
『……それより金木さん！今日こそ特訓するよ！！』
「うん。そうだね」
『動きやすい服に着替えてきて！地下への入り口集合！』
「了解」
ー
クローゼットから適当に服を漁る。
『えーっと、…これでいいや』
動きやすいパンツと古い半袖。
いつものように軽く動いてみる。
問題ない。
靴も履き替えて地下の入り口まで移動する。
金木さんはもうすでに待っていた。
『ごめん。おまたせ』
「ううん。大丈夫」
芳村さんに作ってもらった合鍵を使い扉を開ける。
ひんやりとした地下の空気が体に当たる。
階段を降りる音が、小気味よく響く。
『金木さん。今日は、痛いことする』
「…わかった」
『金木さんが泣いてもやめないよ』
「うん」
金木さんの目の色が緊張に変わる。
「よろしくお願いします」
『うん』
お互い距離を置いて構える。
『まずは赫子を使わない。いい？』
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eye(プロフ) - 悠李さん» ご指摘ありがとうございます！気づきませんでした…！訂正します！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
悠李 - すいません、11ページの「一部始終」というのは全てみていたと言う意味になるので正しくは「一部」だと思います…！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 9118a43d0b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» えぇありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2019年3月25日 15時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ( 'ω' )(プロフ) - eyeさん» うわ考えられてる！！！尊敬！！！ (2019年3月25日 13時) (レス) id: aa182fc6be (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» トーカちゃんはラビットです！ラビットって書いたらバレるかな…と思ってカタカナで「ウサギ」にしてみました！ (2019年3月21日 12時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2018年4月11日 1時
