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ーAsideー
さて、残りの肉をどうするか。
ここからあんていくは遠い。それに成人男性を一人運ぶには目立ちすぎる。
ここで解体して少しずつ運ぶ？
それとも私が全部食べる？
「どうして、どうして」
真剣に考えていると後ろから掠れた声が聞こえた。
が、それはさておき今はこの男をどうするか考えねば。
噂を聞きつけて野次とか来られても困るし。
んー、と、顎に手を当てて考える。
ここに置いていって雑魚喰種たちにあげちゃうってのも１つの手だけど、その前に白鳩に見つかったら面倒だな。
いや、もう見つかってるから関係ないか。
じゃあどうしよう。こいつも殺 す？
いや、でもそうしたらもう一つ肉が増えちゃうな。
「どうして俺ではないんだ！どうして俺ではなくてあいつなんだぁあ『うるさいなぁ！！』
最悪だ。こいつのせいで集中力切れた。
『ちょっと黙ってくれない？』
ため息混じりに怒鳴りつけると相手は少し後ずさった。
おい、それでも白鳩かよって感じ。
『そんなに殺 されたかった？』
亜門は肯定でも否定でもない憎しみに満ち溢れた顔をしていた。
まあ無理もないか。自分の部下が目の前で殺 されてるんだもんね。
これが最初じゃないのかも。
『一体あんたの前で何人の人が死 ぬんだろうね』
「喰種が人間に同情か」
『死 んでいった人たちは、何を思いながら死ぬんだろうね。
自分を死 に追いやった喰種への憎しみかな？家族と会えなくなった悲しみかな？
それとも……
“喰種捜査官”という名誉を守りながら死 んでいけた喜びかな？？』
笑いがこみ上げてきた。
だって、
『あははははははは！！！！
名誉を守るなんて自己満じゃん！
そんなんで喜びながらこの世去れるとかアホすぎて！！あはあははは！！！』
ヒーヒー言いながら笑い涙を拭い取る。
「自己満足ではない！！」
『えー？じゃあなんなの？ww』
「それは…」
『ぷっ、答えられないじゃん！！
じゃあ今私に殺 されたあんたの部下は自己満名誉でこの世を去った無駄 死にってことでいい？』
「それ以上喋るな！！」
『ははw何も言えなくなっちゃったね。まぁいいや。そろそろ飽きてきた頃だし』
壁を蹴り、裏路地から屋根の上に登る。
『またね！あんたの可愛い部下は置いといてやるよ。好きにしな』
それだけ言って亜門の前から消えてやった。
そういえば、あいつ一回もクインケ出さなかったな。
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eye(プロフ) - 悠李さん» ご指摘ありがとうございます！気づきませんでした…！訂正します！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
悠李 - すいません、11ページの「一部始終」というのは全てみていたと言う意味になるので正しくは「一部」だと思います…！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 9118a43d0b (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» えぇありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2019年3月25日 15時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ( 'ω' )(プロフ) - eyeさん» うわ考えられてる！！！尊敬！！！ (2019年3月25日 13時) (レス) id: aa182fc6be (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - うにゅ( 'ω' )さん» トーカちゃんはラビットです！ラビットって書いたらバレるかな…と思ってカタカナで「ウサギ」にしてみました！ (2019年3月21日 12時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eye | 作成日時：2018年4月11日 1時
