【まふまふ】猫が2人

cat34 ページ37

〜真冬side〜



「どーゆう事なのｯ！アレ！！」



保健室にて、机をバンっと叩いて二見の前に立つ
二見は「はぁ？」と頬をついて呆れた顔で言う



「一ノ瀬彼方！アイツとどういう関係なんだよ！！」

『アンタには関係ないでしょ』



気になっていた事をぶつけてみた
だけど目を逸して話そうといない二見

コイツ...絶対なにかあるだろ...



「人に興味が無いお前がなんで一ノ瀬彼方と話してるんだよ
しかも笑ってたし...意味がわかんねーよ」

『わからなくて結構です』

「俺の質問に答えろよｯ！」



相変わらずマイペースな二見
呑気に紅茶なんか飲んで俺の話に耳を傾ける気配もない

あー...くそｯ...



「だってお前言ったじゃん！」



”うさみんぐらいしか信じれられないんだよ”



『はぁ？”ぐらい”って言ったじゃん。”だけ ”とは言ってない』

「なっ...」



言い返せる言葉がねぇ...

ん？待てよ...



「てことは一ノ瀬彼方の事も信じてるってことか？？」

『......』

「やっぱアイツと何かあるだろｯ！！」

『だからアンタには関係ないって言ってるでしょｯ！』



二見まで立ち上がり言い合いはエスカレート

あぁぁぁぁぁ......イライラする...



『...つか、なんでそんなに怒ってるの？』

「は？怒ってねーし」

『怒ってんじゃん。今日のアンタ、何かおかしいよ』



おかしくねーし

おかしいのは二見じゃん

あ、待って訂正する
コイツは前からだった



『帰る』

「ちょｯ、まだ話終わってねーよ！」

『アンタに話すことなんてないし』



そう言って二見は荷物を持って保健室から出ていった
手をのばして引き止めようとしたけど、その手ははらわれてしまって引き止める事ができなかった



「ｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞ...」



今までのイライラを吐き出すように叫んだ

なんなのホント
アイツの1つ1つの言動がムカつく

...なのに何で俺、アイツとよく一緒にいるんだ？



”怒ってんじゃん。今日のアンタ、何かおかしいよ”



「......」



......俺、なんでこんなにむしゃくしゃしてんだろ...

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