【まふまふ】猫が2人

cat30 ページ32

「お前って人に興味ないんだよな？」

『何いきなり...きもっ』



毎度お馴染み保健室にて...

スマホをいじっているといきなり相川真冬が口を開いた
そして私が言ったすぐ、はぁ...とため息をつく



「...で、そうなんだよね？」

『前から言ってるじゃん...何をいまさら』

「だよねー...」



頭の上にハテナを浮かべた
彼は頬をついて少し考える素振りを見せる

...コイツは何がしたいんだ？？？



「誰1人にも興味ないの？」

『はぃ？なんでそんな事聞くの』

「いやぁ...ちょっと、ね...」



いや、言えよ
なんで直接聞かないんだよ

そう思うと少しイライラしてきた
さっきから目の前のコイツは何処か眺めて考えてばっか

あー...嫌だ嫌だ



『あのさ』

「...なに？」

『言いたい事があるならストレートに言えよ。それでも男か』



私がそう言うと一瞬目を見開いた
再び、はぁ...とため息をついて「じゃあ言うけどさ」と口を開いた



「お前って好きな人とかいる？？」

『......はぃ？？』



呆れた

何かと思えば好きな人
何故まわりはこんな事ばっか話したがる...

つか、なんでコイツがそんな事を私に聞くわけ......





〜真冬said〜




「クラスで女子達と話しててさ、お前みたいな奴にもいるのかなーって」



頬をついて、いるわけないか、なんて思いながら言った



「で、どーなの？いるの？いないの？」



答えなんてわかってる
でも純粋に気になるじゃん？

まぁどーせ、「お前アホなの？」とか言ってくるんだろーけど......って...



「あのー...二見さん？俺の質問に答えてくれません？」



さっきから黙ったままだ
俺がそう言っても彼女の声は聞こえてこない



「ねぇ聞いてる？無視はやめt________」



少しイラッとして二見の方に顔を向けた
それと同時に言葉を放つが、ソレは途中に途切れてしまった
そのまま俺は目を疑う
だって.........



『......』

「えっ嘘...」







あの二見が顔を赤く染めてるんだもん...

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