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cat20 ページ22

〜真冬said〜




放課後、相変わらず女子達との雑談がながくなったけど俺は指定された場所へと向かっていた
あの紙切れには「放課後、図書室の隣にある空き教室」とだけきれいな字で書かれている



”来ないとか無しね”



意味がわからない

いきなり俺の前に来たと思ったら紙切れ残してさっさと去っていったし...
そのお陰で周りはざわざわうるさかったしさ...



「ココか...」



そんなこんなで着いてしまった

確かに図書室の隣にあるけど校舎の1番奥で目立たない
増してや少し古びてて誰も近寄ろうとはしない場所にあった



「何、これ...かったッ...」



古いせいもあってドアがなかなか開かない
数分ドアと格闘しているとスっと簡単に開いた
えっと思い前を見ると目の前には二見がいた



『これコツがいるんだよ、少しだけドアを浮かせないと絶対開かない』

「そ、そうなの...」

『初めてくる人は開けることは不可能だね』

「わかってるならさっさと開けろよ...」



呆れた
数分にわたった俺の苦労が...

息をきらせた俺を見て二見は「これ如きで何疲れてんの」と煽るような言葉

...誰のせいだと思ってんだ



『とりあえず中に入って、誰にも見られたくないから』



コイツの一言一言にムカつくけど俺を他の奴には見られたくない
俺は「はいはい」と中に入った

え、待って...



「何これ...」



俺は目を見開いた
目の前にある光景に驚きが隠せない

空き教室だから古くてボロボロのはずなのに、中はしっかり掃除をされていて机の上には少し古い型のPC、そして色々な本がたくさんあった




『私こう見えて図書委員』



古びたドアをそっと閉めて呟く二見
コイツ委員会とか入ってたんだ...なんか意外...



『前に図書委員の仕事してたら見つけてさ、まだ使えそうだったから掃除したの』

「......」

『元々は資料室とかだったらしいんだけど、今は先生達ですら使ってないんだって。うさみんが言ってた』



ドンドン話を進める二見
俺はただただ聞いてるだけ

結局、何でコイツは俺を呼び出したんだ...?



「ねぇお前はどうしたいの?用があるんじゃねーの?」

『...ごめん』

「......え?」

『昨日は...ごめん』



............は?

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ましろ(プロフ) - アリスさん» あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!頑張りますぅぅ!!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: 7eb51e6523 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - うひゃあああもっと!もっときゅんきゅんさせてくださいぃぃ!!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年7月27日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜*.☆(プロフ) - 待ってましたぁ!ヽ(*´∀`)ノ (2018年7月24日 13時) (レス) id: 7ecb03095b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - なんか、気づいたら更新されてるっていう、この更新ペース好きです。 (2018年5月21日 16時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2017年10月27日 17時

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