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cat18 ページ20

〜真冬said〜



________高校入学式



桜が舞う時期

俺は晴れて高校へと進学
勿論、高校は中学の奴らがいない地元から離れた偏差値が少し高めのところにした


入学式が終わり、教室に入れば目線はコッチに向けられる
中学のトラウマの事もあって視線が怖かった


皆は俺の事見てどう思う?

ウザそうな奴に見える?



そんな事を考えてゆっくりと自分の席に座った
名字が相川ってことで席は1番前の端っこ
だから皆が今何をしているのか、今どこを見ているのか全くわからない

ただただ怖いって思うだけだった



「ねぇ、あの人かっこよくない(ボソッ」

「それなっ(ボソッ」



教室はやけに静かだった
だからコソコソ話でも聞こえてしまう

なんだ、やっぱクラスに1人や2人はそういう女子いるんだな
まぁどーせ男子に好かれたいビッチな奴らだろ

俺は中学で大体の嘘がわかるようになった
イジメを受けてみると今まで見えなかった人の裏の部分まで見える
イジメは嫌だったけどコレはコレでメリットだったな



ガラッ



「皆揃ってるなー」



教室に入ってきたのは俺らの担任であろう教師だった
軽く自己紹介をされて諸連絡を聞いて即解散

とにかく俺は早く帰りたいの一心
さったさと荷物をまとめて帰ろうとした...その時



「ねぇねぇ、名前教えて!」



肩をポンっと叩かれ振り返ればいかにも女子!という女子がいた

声からしてさっきコソコソ話をしていた奴かな
え、じゃあさっきの話も俺の事言ってたの...?



「えっと...相川真冬...」

「真冬君ね!私は_____」



彼女が話したことで俺の周りには他の女子までもが集まった
それにつられ男子も...
そして何故か自己紹介が始まって初めて会った同士だとは思えないほど打ち解けてあっていた



「あ、じゃあ今から皆で遊びに行こうよ!」

「いーね!」

「賛成〜」



1人の提案にクラスの半分以上が賛成

正直俺は行きたくない。さっさと帰りたい
大勢とかダルいし、というか気分じゃない

...でも



「真冬君は?どうする?」



でも今断ったら印象がガタ落ち
だったらココで断らずに良いイメージを持たせる
そしたら俺もこの先、生きやすくなる


もう誰にも言わせない。嫌がらせたり、困らせたりさせない


だから演じるだ
楽しく生きれるために、俺は俺じゃない俺を演じるだけ



「うん!僕も行くよ」

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ましろ(プロフ) - アリスさん» あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!頑張りますぅぅ!!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: 7eb51e6523 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - うひゃあああもっと!もっときゅんきゅんさせてくださいぃぃ!!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年7月27日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜*.☆(プロフ) - 待ってましたぁ!ヽ(*´∀`)ノ (2018年7月24日 13時) (レス) id: 7ecb03095b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - なんか、気づいたら更新されてるっていう、この更新ペース好きです。 (2018年5月21日 16時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2017年10月27日 17時

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