【まふまふ】猫が2人

cat16 ページ18

〜真冬said〜




俺はイジメの対象だった


ちょっとしたことが原因で仲間から的へ...



忘れたくても忘れさせてくれない









・









これは中学3年の話し＿＿＿＿＿＿＿









・









中学の時、俺はごく普通に学校生活を贈っていた
演技なんて一切せず、素の自分でいられて難しい事は考えたことが無かった

俺も男だ。仲のいい友達とやんちゃしたし、少し苦手だけどスポーツもする
女子ともそれなりに仲が良くて自分で言うのもなんだが結構モテた
男女問わず仲がいい、それもあって俺はクラスの中心
皆から頼られる。それが嬉しかった

だって信用されてるってことだろ？嬉しくないはずがない
だから俺も皆を信用した




......なのに...





「なぁ、最近真冬のやつ調子乗ってね？」

「あ、俺もそれ思った！」

「ウザイよな〜w」



ある日忘れ物を取りに教室に向かった
そしてドアの向こうから聴こえてきたのは仲が良いと思ってたクラスの男子

俺は耳を疑った
だって、いつも頼ってくれてた奴が俺の悪口言ってんだよ？

俺は耐えるに耐えられなくなってその場から逃げるように帰った









明日どう接すればいい？







なんて挨拶すればいい？







...挨拶ってなんだっけ？









そんな事ばっか考えて情緒不安定だった


初めてだ、こんな事考えるの...









___________翌日



ｶﾞﾗｯ



恐る恐る教室に入った
だけど、手足は尋常ないほどに震えていて顔を上げることも出来なかった



「おはよ〜真冬！」

「真冬君おはよー」

「...」



......いつもなんて言って挨拶してたってけ...

なんて言えばいいんだっけ...

あれ...なんで俺、下向いてるんだ...？



「どうした？黙り込んじゃって」

「体調悪いの？大丈夫？」

「......さぃ...」

「え？何？」

「うるさいｯ！！！」

「「！？！？」」

「知ってんだからなｯ！お前等が俺の事嫌ってるのｯ！！」



気づけば声をあげていた
言ってはいけない。言ったら皆にもっと嫌われる。そんなことわかりきってるのに無意識に言ってしまう



「いつもいつも気を遣わせて悪かったなｯ...」




やめろ




「もう...関わんなくていいから」




やめてくれ




「俺もお前らみたいなやつ大っ嫌いだ」




そんなこと言うな








俺が俺じゃなくなじゃんか......

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