森本刑事の恋愛日記７【完】

光陰 ページ35

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「はい上がって上がって〜」

『来てもらってありがとうございます』

母「いいのよ全然。わぁこんにちは蒼空ちゃん！」

父「可愛いね〜！」







愛川「Aちゃんおめでとう！お疲れ様」

『ありがとう江梨花ちゃん、わざわざ』

愛川「いいのいいの、全然気にしないで！

あ、別に森本くんのためじゃないからね」

「分かってるよ！」

愛川「綺麗なお家だね〜。蒼空ちゃ〜ん！」

「無視かい」






蒼空「………ま、っま」

『…………ねぇ。聞いた？』 「…………聞いた」

『…………言ったよね』 「…………言った」

『「……………喋ったー！！」』







丈一「オジちゃんだよ〜オジちゃんだよ〜

将来は美人さんになりそうだねぇ、あ、

蒼空ちゃんをモデルに漫画描こうかな」

「オジちゃんまだ漫画描いてたんだ」

丈一「何言ってんだ、俺漫画家だぞ？

あ、Aちゃんお構いなく〜」

『いえいえ』

「人の奥さん見てニヤニヤしないでもらっていい？」








「あーあー蒼空ちゃん、手で食べちゃダメだよ〜」

『あーいいのいいの、手づかみで食べるのは運動機能を発達させるためだから、積極的にやらせないといけないんだって』

「そうなの！？よし、じゃんじゃん食べろ！」

『あ〜琢磨が食べさせたら意味ないでしょ〜』








『お久しぶりです』

橘「久しぶり。なんだか別人みたいね」

『え？』

橘「なんだか幸せそう。それに、お母さんの顔になってる。

また何かあったらいつでも言ってね」










つぐみ「蒼空ちゃん、これは好き？こっちのおもちゃがいい？」

里美「里美と一緒にこれやろ！」

『…つぐみちゃん、お姉ちゃんらしくなりましたね』

朝顔「うん、子どもの成長って本当に早い」

『ですね。里美ちゃんもしっかりしてる』







『蒼空、1歳の誕生日おめでとう！』

「おめでとう！」

『パパも、昇任試験合格おめでとう』

「ありがとう！」

『これからも頑張ってね、森本警部！』

「えへへ」

蒼空「けーぶ！」

『そ、警部さん』









『ママのママだよ』

蒼空「どこにいるの？」

『ここにいるんだよ。こんにちはってして？』

蒼空「こんにちは」

「こんにちは」











『…………2人目が、できました』

「うそ、」

蒼空「ふたりめ？」

『うん、蒼空、お姉ちゃんになるんだよ』

蒼空「ほんと？」

『ほんと！……もう、パパ？』

蒼空「パパなきすぎー！」

「だって、っ……えぇ、」






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