その3 ページ5
*
午後からのトレーニングメニューを貰うため、卓さんと成瀬ちゃんのとこへ向かった。
相変わらずの対応だったが、まぁ想定内。
しかし、
「成瀬ちゃんってさ、遥輝のこと正直嫌いでしょ？」
卓さんのこの一言は想定外。
本人の前でそんなこと聞きます？
そんな言葉は飲み込んだ。
「苦手なだけですよ、」
成瀬ちゃんは業務的な笑顔で答える。
まぁ、だから少しからかいたくなったのだ。
「俺は好きやで？Aちゃんのこと、」
俺がそういうと成瀬ちゃんは、真っ直ぐに結んでいた口を少しだけ開き、くりくりとした眼を大きく開いた。
こういう反応を見ると、まだまだ可能性はあるな、と期待してしまうわけでありまして、
あの一言に悪意は全くなかった。
まさか本人に聞こえてるとは思わんかったし、
単純に思ったことをポロっと言ってしまっただけ。
仕方がないのだが、その後の俺に対するものはかなり酷かった。
他の選手と比べると、口数は少ないし、言葉に刺はあるし、なにより笑わんし。
まぁ、どう考えてと俺に原因があるのだが、
何なん、コイツ？
そんな感情も生まれていた。
なのに今となっては全く逆の感情を抱いているわけだから、恋愛とは分からない。
気づいたら、本当に気づいたら成瀬ちゃんのことが好きになっていた。
きっかけなんてものは知らない。
ただ、
彼女のことをもっと知りたい、
あの笑顔を俺だけに見せてほしい、
彼女を俺だけのものにしたい。
そんな欲がふつふつと沸き上がってきていた。
高校生か？俺は、
まともな恋愛をしたことのない高校生みたいだが、しょうがない。
だって、好きなんやから、
*
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梓(プロフ) - みやさん» 死ぬほど行きたかったんですけど、用事があって行けないんですー！スカパーにも入ってないので、色々と諦め気味です(笑) (2017年11月23日 20時) (
レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 了解です！ファンフェス近いですねー！梓さんは見に行かれますか？ ちなみに私はGYAORAで見ます(笑) (2017年11月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - みやさん» 選手の名前言っちゃうと住んでるとこ特定されちゃうんで言えないです(笑)他県に住んでいるんですか？北海道寒いけど良いとこなんでぜひ来てみてください！ついでに、札幌ドームで野球見ていってください！(笑) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 誰とあったんですか〜？(笑) 羨ましい！ 北海道にいきたい(笑) (2017年11月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2017年10月30日 22時
