・ふわっと消えるもの その1 ページ40
*
「.....大丈夫かな」
手元の画面を見つめて、小さく声を出す。
つい数分前に送ったそのメッセージ。
『明日時間もらえませんか？』
送った先は、もちろん慎吾くん。
『了解。どっか店予約する？』
『ちょっと時間もらえれば大丈夫だから...』
こう送れば何のことなんて慎吾くんは分かりきっているだろう。
ちゃんと返事しなきゃ...と決心したのは良いのだが。
(関係崩れちゃったらどうしよう)
と不安になってしまい...。
だって慎吾くんとはそれなりに良い友好関係を築き上げてきたわけだから。
それでも私は三日後に帰るのわけであって、
明日言わなかったらただでさえ待たせていた慎吾くんを更に待たせてしまう。
中島選手の言ってた通り、かなりの迷惑だ。
というか、既に迷惑はかけている。
だから、明日絶対に言わなくてはならない。
(あれ？よくよく考えてみたら私、西川選手にも同じことしてない？)
ずっと、好きやって一直線に投げ掛けてきた西川選手。けれど私は彼に何も言葉を返していない。
絶対に好きになんてなりません、なんて宣言したくらいだったような...。
「いや、大丈夫。.....西川選手なら大丈夫」
何が大丈夫なのか全然分からないけれど、とにかくそう自分に言い聞かせていた。
まずは、どちらにせよ慎吾くんから。一つ一つ気持ちを決めていかなくてはいけない。
「ううんっ、...こわいよ」
それでも不安なものは不安であって。
その辺にあったクッションに顔を埋めて、声にからない声を出す。
だって、慎吾くんは本当に良い友達だったから.....。
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梓(プロフ) - みやさん» 死ぬほど行きたかったんですけど、用事があって行けないんですー！スカパーにも入ってないので、色々と諦め気味です(笑) (2017年11月23日 20時) (
レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 了解です！ファンフェス近いですねー！梓さんは見に行かれますか？ ちなみに私はGYAORAで見ます(笑) (2017年11月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - みやさん» 選手の名前言っちゃうと住んでるとこ特定されちゃうんで言えないです(笑)他県に住んでいるんですか？北海道寒いけど良いとこなんでぜひ来てみてください！ついでに、札幌ドームで野球見ていってください！(笑) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 誰とあったんですか〜？(笑) 羨ましい！ 北海道にいきたい(笑) (2017年11月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2017年10月30日 22時
