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その3 ページ16

*





お互いに箸が進まなくなり、酒も少しずつ回ってきたころ、

以前から気になっていたことを口にしてみる。



「なぁ、慎吾と仲ええの?」

「...それ前も言ってましたよね。なんでですか?」



成瀬ちゃんはもう何杯目かわからないジョッキを持っている。どうやら酒に強いという話は本当だったらしい。

そんな成瀬ちゃんには、正直にストレートにいくことが効果的だと俺は学んでいる。


「慎吾と仲良かったら妬くから」

「.....。」



ほら、止まった。



「特別仲良いわけじゃないですよ。ただ、ちょっと話しやすいっていうか。...いや友達とかそういうのではないと思いますけど」


モジモジと誰に対してかよく分からない言い訳を話しだす成瀬ちゃん。





「じゃあ俺は?」

「え?」

「俺は友達?」

「.....そんなの分からないですよ。でも...でも、どっちと仲良くしてるかって言われたら.....」


その先の言葉を紡ぎだすことはなかった。
でも、わかる。俯いてる彼女の姿を見ていると。



「俺のこと好きなん?」



そう言うと、俯いていた顔をバッと勢いよく上げ、



「ないです!そんなことないですからっ、」


ははっ、と思わず笑みが溢れてしまう。
もう成瀬ちゃんの顔は真っ赤だ。

これはリードできてるんじゃねーの?とニヤニヤが止まらない俺。





「本当に違いますからっ!」

「ははっ、わかった。わかったって」



そんな成瀬ちゃんが可愛すぎて、色々と止まらない。


「もうっ、帰りますよ!明日も試合なくたって朝早いんですから」


成瀬ちゃんは頬を膨らませ言う。その姿はリスみたいで可愛い、という感想を持ったことは秘密にしておこう。

スマホを見てみると、11時を過ぎていた。




「んー、そうやなー。帰るか、」



もう少しだけ二人でいたかったけど、しょうがない。

微妙な名残惜しさを持って、席を立った。
*

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(プロフ) - みやさん» 死ぬほど行きたかったんですけど、用事があって行けないんですー!スカパーにも入ってないので、色々と諦め気味です(笑) (2017年11月23日 20時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 了解です!ファンフェス近いですねー!梓さんは見に行かれますか? ちなみに私はGYAORAで見ます(笑) (2017年11月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みやさん» 選手の名前言っちゃうと住んでるとこ特定されちゃうんで言えないです(笑)他県に住んでいるんですか?北海道寒いけど良いとこなんでぜひ来てみてください!ついでに、札幌ドームで野球見ていってください!(笑) (2017年11月23日 16時) (レス) id: 884c868c1e (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 誰とあったんですか〜?(笑) 羨ましい! 北海道にいきたい(笑) (2017年11月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 91f229b3cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年10月30日 22時

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