文豪から愛しい貴女へ III

ため息 <フョードル・ドストエフスキー> ページ4

華宮さんリクエスト

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「……はあ」

小さく聞こえたため息

「如何かしましたか」

そう聞くとドストエフスキーさんは私をじっと見つめ

「貴女のせいです」

と言った

「な、私、何かしてしまいましたか！？」

慌てて思い返す

ここ数日忙しくて中々仕事しなかったことでしょうか

「多分貴女の思ってることとは違うと思いますよ。僕の自分勝手です」

そう言ってドストエフスキー様はまたため息をつく

「えっと、あまりため息をついては幸福が逃げますよ？」

そう言えばドストエフスキーさんは少しキョトンとした後

「あはは……そうですね」

と言って笑った

よかった……

「矢っ張りドストエフスキーさんは笑っている方が良いですよ」

そう言えばドストエフスキーさんの顔が少し赤くなった気がする

「だ、大丈夫ですか？熱でも……」

「ずるいですよ」

小さく囁かれた声に私は首をかしげる

「ずるい？」

「……はあ、全く」

またため息をついたけどそれは悲しい感じのため息ではなかった

「鈍感ですねぇ」

そう言って笑うドストエフスキーさんに笑い返せば

「さてと、では僕はそろそろ行きます」

そう言って出て行った

「……早く気が付いて欲しいですねぇ僕が貴女を愛していると」









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ド「リクエストありがとうございます。鈍感にもほどがありますよ？でも、そこも好きですよ」





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文豪達との青春【学スト】

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