文豪から愛しい貴女へ III

彼シャツ……？<中原中也> ページ25

林檎飴さんリクエスト

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「んじゃ、俺は風呂に入ってくる。Aはサイズが合いそうな服あったら着ていいからな」

そう言って中也さんがお風呂場に入る

今日は中也さん家でお泊り

私がお風呂から上がるとそう言って中也さんが入って行った

サイズが合う服……

そう思って少し服のタンスを開ける

あ、これ中也さんが十六歳の時に着てた服

……いいよね、一寸くらい

悪いと思いながらも好奇心が勝ち、着てみる

少し胸元が空いている……

「A？」

は、早い！？

脱がないと！

そう思った矢先、中也さんが部屋に入ってきて私を見る

「それ……」

「み、見ないで下さい！」

そう言って背を向けると後ろから抱きしめられる

「なんだァ？誘ってんのか？下着見えてんぞ」

私より少し背の高い中也さんがそう言って胸元を触る

「ん……」

「可愛い声出すじゃねェか、よりによってその服を選ぶなんてな」

そう言って面白そうに笑う中也さんの顔を見ると、濡れた髪と少し赤い頰に溢れる色気

「今日は泊りだ……意味、判ってるな？」

そう言われて私が頷くと額にキスをされ

「あとで一緒にもう一回シャワー入ろうな」

と言って唇にキスされたままベッドに運ばれた









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中「リクエストありがとうな。俺の服を着てるAってのも良いなァ」

ただいま <蘭堂>→←それでも好き <谷崎潤一郎>

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