46 村山side ページ47
「はぁー。…にしても、轟ちゃんほんと成長したね。しっかり守るべき子や仲間ができたんだ。それにまじで怒ってたし」
「ははっ、だな。今度村山と喧嘩したら、もしかしたら轟勝つかもしれねぇな」
「はぁ?…百年早ぇわ」
轟ちゃんとその彼女の背中を見ながら、ぽつりと呟くと、それに対して古屋が少し笑いながら返してきた。俺は鼻で笑いつつも、言い返し、踵を返して今回襲ってきた奴等をまとめているであろう男に近付く。
轟ちゃんの彼女にナイフを突きつけた本人で、彼が余分に殴ったのか頬が赤くなっていた。地面で伸びているので、目線を合わせるためにも屈んで話し掛けた。
「もしもーし。…アンタんとこの頭どこ?言ってくんないと、後輩にも示しがつかねんだわ。こっちが態々出向いてやっからさっさと教えろ」
「ひっ……」
怯えているが、場所をすんなりと教えてくれたので、関と古屋を連れて向かう。その場所に着けば、バイクを降りてアジトになっている中へ入っていく。
「まあ、数だけは多いな。……ほら直々に出向いてやったぞ」
「村山ァ!!」
「二人ともいい?……行くぞ、テメェら!!」
「「しゃあ!」」
さっき相手をしていて思ったが、一人一人は大した驚異ではないが数だけは揃えているようだった。道具を持って待ち構えている、関と古屋に確認したあと、久々の掛け声をすれば敵が一斉に走り出した。
攻撃を避けながら、反撃してどんどん倒していく。ちらりと関と古屋をみると、二人も難なく倒していっている。
「オラ!……んだよ、歯応えねぇな。…あー、轟ちゃんに彼女かぁ、しかもいい子じゃん」
「なんだよ、村山。羨ましいのか?……ウラ!」
「村山さん、俺らが居ますよ!」
話しながらでも余裕なので、ぶつぶつと呟きながら倒していると古屋がそれに対して笑いながら反応した。関は目の前の敵を薙ぎ倒すと、歩きながらニコニコと笑顔を向けてきた。
そしてそれぞれ目の前の敵を倒し終わると残るは頭一人だけに。俺と殴り合いのタイマンになる、他の奴らよりかは強かったが、全然だ。
「チェックメイトォ!!」
最後の一人を倒して終わり、バイクを停めている所へ戻る。
「これで、轟ちゃんも文句ないでしょ。じゃあ行こうか」
そう言って二人を引き連れて、その場を去った。
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可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» どういたしまして´`*! (2022年10月24日 18時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ありがとうございます。またチャレンジしてきます! (2022年10月24日 17時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» それは良かったです´`*はい、プロフコピーで大丈夫かと!念の為検索できるか確認してきたので、大丈夫だと思います!◎ (2022年10月24日 16時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ハイ(//∇//)しかもまたお話更新で、朝から気持ち上がりました⤴︎ありがとうございます♡あと、Twitterお邪魔したいのですが見当らなくて…プロフ記載をコピーで大丈夫ですか?そちらの洋介さんも読みたくて(๑˃̵ᴗ˂̵) (2022年10月24日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» 確かに、こんな助けられ方するならいいですよね´`*最初は村山さんに全て助けてもらおうと思ったんですが、ここは轟に助けてもらった方がいいかなとおもってそうしました!そして村山さんには受け止めてもらう係になってもらいました、ときめきますよね❀. (2022年10月24日 0時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:可愛。 | 作成日時:2022年9月29日 14時