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episode48 ページ2

『おはよーごぜーます。』


私は自分の家の中に入りながら、そう気力のない声で言う。
靴をぽんぽん、と脱ぎ欠伸をしながらリビングに向かった。
沖矢さんは後ろからついてきているようだった。

2回目の欠伸をしながら入った部屋、要は彼らが寝ていた部屋を見て私は思わず、


『…なんか、物、多くなってません?』


と聞いてしまった。
この部屋に、家具はちゃぶ台と布団、あと家具になるか分からないが収納ケース代わりのスーツケースしかなったはずだ。
しかしながらなぜか綺麗にレイアウトされている。
座椅子だとか、小さな収納棚だとか、豊かな部屋になっている。


『しかもこれ、新品じゃないですか。』


私は太宰さんをちらっと見る。
そして次に敦くんを見た。
敦くんは「ははは」と苦笑いをした。


「Aのために何かできないかなと思ってね。」

『なるほど。ありがとうございます。』

「嬉しそうな顔してるね。」


そう太宰さんは私の頬をつんつんとつついた。
敦くんは「そんな顔してる?」と思っているようだ。


『嬉しいよ、敦くん。プレゼントとか探偵社以外で貰った記憶が数えれるくらいだしさ。』

「…そうなんだ。」

『まあね。』


…なんか、敦くんの表情冴えないなあ。
彼の納得のいかない顔を見て私はそう思う。
その時、何かを察したように


「Aはもっと表情を出せ。」


国木田さんは溜息をつき私にそう言った。
私は「出してますよ。」と笑う。


「でも確かにAさん、探偵社の皆さんといる方が表情が柔らかい気がしますよ。」

『いや、沖矢さんたちの前でもいつでも変わらずこんな感じじゃないですか。
そんな人を選ぶとかしませんよ。
…てか、仕事あるんでさっさとお引き取りして下さいません?』

「…仕事?」


と、太宰さんが急に真面目なトーンで話題に興味を持ち始めた。


『え、国木田さんからきたメールです。
それに書かれてる仕事を解消しないと、って。』


そう、私が言葉を発すると急に国木田さんが眉をひそめた。
そして一言。


「そのメールは確かに俺から届いたのか?」


と、真っ直ぐ私を見つめ国木田さんは問いかけた。

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from bathroom(プロフ) - ありしゅさん» コメントありがとうございます!!ウアアアアアア気がついて下さりありがとうございます…私も好きな曲で誰か気がついてくれたらな、とかしんどい人いたら救われねえかなみたいな感覚でちょびちょび入れてみたので気がついて貰えて嬉しいです…!これからも頑張ります! (2021年10月24日 7時) (レス) id: 462ac0c112 (このIDを非表示/違反報告)
ありしゅ(プロフ) - 私の好きな曲の歌詞がいきなり出てきて吃驚しました!これからも応援しています! (2021年10月17日 9時) (レス) id: a9a93c108b (このIDを非表示/違反報告)
from bathroom(プロフ) - 桜茶さん» 語彙力が酷く低い返信本当に申し訳ないです… (2020年11月14日 10時) (レス) id: 462ac0c112 (このIDを非表示/違反報告)
from bathroom(プロフ) - 桜茶さん» ありがとうございます!!(´;ω;`) それに好きだなんて言葉本当に嬉しいです…これからも応援よろしくお願いします、本当にありがとうございます…!! (2020年11月14日 10時) (レス) id: 462ac0c112 (このIDを非表示/違反報告)
桜茶(プロフ) - 合格おめでとうございます!bathroomさんの作品はどれも好きなのでこれからも楽しみにしています。 (2020年11月8日 0時) (レス) id: 72bb70d964 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:from bathroom | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2020年6月14日 18時

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