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ライブハウスを出て、真っ暗になった道を歩き出す。
早く帰ろ…
そんなにビビりな方じゃないけど、さすがにこの暗闇は気が引ける。
やっぱ誰かについてきてもらえばよかった…
ライブハウスがあるこのあたりは、私が住んでいるとこよりも少しだけど治安が悪い。
まあ言っちゃえば、ヤンキーとかいっぱいいる。
特にこの時間帯はね…
私は下を向いて、早歩きで家までの道を急ぐ。
ドンッ
あんまり急ぎ過ぎたせいか、向こうから歩いてきた人とぶつかった。
「あ、すみません！！」
慌てて謝って、また歩き出そうとすると、肩を掴まれた。
『おい、なんだテメェぶつかって来てその態度は？』
振り返ると、そこにはいかにも厳つそうなヤンキーの人…
しかも、男３人。
あ、死んだ。
「ごめんなさい…ちゃんと前見てなくて…」
『はぁ？ぼそぼそ言ってて聞えねぇんだけど。』
『お前、このあたりじゃみねぇ顔だな…新入り？』
どうやら、新入りヤンキーだと思われてるらしい。
君らは馬鹿なんか？？
こんな黒髪短髪の地味ヤンキーおらんやろ！！
「あの、違います…い、急いでるんで失礼します！！」
『おい待てよ〜せっかくだからさ、一緒に遊ばない？？君、金持ってる？俺らに奢ってよ〜』
あーカツアゲされるわ。
今は男の恰好をしてるから、女子だと思われてないのだけが救い。
変なことされずに済むからね。
でも、なんとかして逃げないと…
『おい、聞いてんのかよ！！』
「ごめんなさい離してください！！」
私が思いっきり手を振り払おうとしたとき…
？？「……おい。何してんだよお前ら。」
急に、低い声が上から降ってくる。
顔を上げると、そこには一人の黒髪の男の人が、そいつの腕を掴んでいた。
なんだろ…どっかで見たことあるような…
『あ？何だテメェ。俺らに文句でもあんのか？』
？？「大有りだよ。あんまりカツアゲはよくないと思いますよお兄さんたち。」
『は？調子こいてんじゃねぇよ…ゔ！！』
次の瞬間、その人は男の腕を掴んでいた手に力を込めると、思いっきり投げ飛ばした。
空手で見るみたいな技。
？？「…なに？もっかい投げ飛ばされたい？」
男の人は、冷めた目で見つめると、ヤンキーたちは、すごすごと逃げて行った。
？？「…はぁ。あ、君、大丈夫？怪我はない？」
「…っあ、はい！！大丈夫です！！」
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ゆなりーな - コメント失礼します。とても面白くて、続きが楽しみです！これからも作者さまのペースで更新頑張ってください！！ (2023年3月18日 16時) (
レス) @page7 id: 1f91e81b63 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - SJさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！レス遅れてすみません！！ (2023年1月28日 17時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 大福さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！レス遅れてすみません！！ (2023年1月28日 17時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
SJ - 初コメ失礼します。とても面白い設定で、続きがとても気になります😆更新頑張ってください！ (2023年1月5日 14時) (レス) @page4 id: 74411e000a (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ面白いです！続き楽しみです！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page3 id: f385100e6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年11月28日 17時
