＊窓口担当社員 ４ ryosuke.Y

■ ページ13

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次に目が覚めた時には
部屋は真っ暗。
カーテンは締まってて、電気も付いてない。


何とか目を凝らすと、ぼんやり見えてきた時計は



涼介「じゅうじ………。



…は、……10時！？」



ち、ち、遅刻。

今日は確か9時から大事な会議が。



急いでベッドから降りてシャツとネクタイを手に取り顔を洗いに……






……って、え？




ばーん、と開けた自室のドアの向こう側。
リビングには三崎、……が寝てる。



レースカーテンだけが締められたバルコニーの窓ガラスの向こうは真っ暗で、



涼介「は、…夜…。」



やっと耳に入ってきたテレビでは、
ニュースキャスターが日曜のニュースをお知らせしていた。





三崎「ん……社長…？



わ、すみません私寝ちゃって…！」



リビングのラグに座ってソファに顔を伏せていた三崎が起きたらしい。





涼介「すみませんじゃねーよ、






ンな所で寝て、お前まで風邪ひいたらどーすんの。」



俺の方がごめん、って素直に謝れないけど
これなら言える。



涼介「…お粥、ありがとね。」



今気づいたけど、体がだいぶ軽くなったし
頭も痛くない。


涼介「元気になったわ。」



……ほんと、三崎のおかげ。



三崎「それは良かったです…！！


とりあえずもう一回熱測ってください。
それから、食欲はどうですか？
何か食べれそうですか？？」




ふは。
寝起きのくせによく喋る奴(笑)




涼介「 ん、なんでも食えそー。」




テーブルの上の体温計を脇に挟んで言った。





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