翔太くんの攻略法 ページ10
『ねー、、』
渡辺｢ん？｣
それスノの収録後、今日の仕事はもう終わりだからと
翔太くんの家で映画を見ながらまったりとした時間を過ごす。
『...怒ってる？』
そう言うと彼はチラッと一瞬だけ私を見て、すぐにテレビへと目線を戻した。
渡辺｢なんで？｣
『私がさっくんにおんぶしてもらったから...』
あの映像を見てるときの翔太くんの顔、すっごい怖かったし。
それから今に至るまでもちょっと口数が少ない気がして、私もかなり気がかりだった。
渡辺｢...別に、付き合う前の話だろ。気にしてない。｣
『...ふーん、そっか。』
それを聞いてほっとしたけど、少しだけ寂しいと思うのはなんでだろう。
『コーヒー入れてくるね。』
空になったカップを手に取り、ソファから体を起こそうとする。
そのとき、私を引き止めるかのように彼の手が私の腕を掴んだ。
渡辺｢ねぇ、やっぱ嘘。｣
『えっ？』
渡辺｢...ちょっとムカついた。｣
私を掴んだ彼の手は下に降りてそのまま指を絡められる。
所謂“恋人つなぎ”。
渡辺｢分かってんだよ俺だって…。
同じグループにいる以上メンバーと絡むのは仕方ないことだって。でもさ...｣
『…ふっ、笑』
“あんなの見せられたら良い気はしないだろ”
そう恥ずかしそうに不貞腐れて言う姿が可愛くて、愛おしくて思わず笑みがこぼれる。
渡辺｢は？なに笑ってんの、｣
『ん？なんか可愛いなぁ、って。』
私がそう言うと案の定、急に彼の視線は冷たくなる。
渡辺｢...お前まじで嫌い｣
でももうこういうのは慣れっこ。
『私は大好きだよ？』
彼の頬に可愛くキスを落とすと
渡辺｢...うざ｣
顔を赤らめた彼に少し強めに唇を押し付けられる。
彼の“ツン”に対する攻略法が分かってしまった午後6時。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
渡辺｢…てかAのことおんぶできた佐久間ふつーにすげーな。｣
『ねぇそれどういう意味？』
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ブラックな少女 - 続き楽しみにしてますね！頑張ってください (2022年9月11日 18時) (
レス) @page6 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年9月8日 7時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆむむ | 作成日時：2022年9月8日 0時
