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やっぱり影からの2人は先にっておくべきだった…


2人目の敵を倒し、Aにも疲れが見え始めていた

1人目と2人目とは違い、この2人は完全防備の上、


三丁の銃でA目掛けて容赦なく銃弾を撃ち込んでいる

完全に苦戦している


攻撃どころか、守りで精一杯…


Aが逃げ込んだ先のドラム缶の山に銃弾が貫通し、頬すれすれを通った


ダメだここも危ない…


無我夢中で反対方向にかけて行ったのはいいものの、

走り周り、銃弾の命中率を下げるしかAのなす全てはなく


攻撃をしようにもそのまま殺られる

だけどこれ以上守りを疎かにはできない

どうすればいい?


体力底なしとまでは、行かない

もうこの速度で走り回るのはあと五分で限界になる

そうなれば当然Aに銃弾が命中すらだろう

それだけはAも避けたい


タイムリミットは五分…

今、殺らないともう死ぬしかないから。

…一か八か


もう、死んでもいい

そんな覚悟でAは走る先にあったナイフを力一杯手前の1人目掛けて振りかぶった

ビュン、と風を切る音がして

避ける暇なく、手前の1人の手に素早く飛んできたナイフが突き刺さった

「キャア!」

甲高くこの場に響いた叫びで

Aは心底安堵した


良し、上手く殺れる


と、

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作者名:りんりん | 作成日時:2018年4月14日 20時

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