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非日常 11 ページ21

ウェイドの言葉に俺は固まり、周りの友達がざわつき始めた。うん、違うからなお前ら。「まさかエルドの恋人だったのか!?」とか騒いでるけど違うから!!


「ウェイド!誤解をうむような発言はやめてくれ!!」

「え〜俺ちゃんただエルドと出かけたいっつっただけじゃ〜ん?」

「デートって言うと誤解うむだろ!!お前らも騒ぐな!!誤解だから!!!」


ウェイドはただの友達!!!と必死の形相で怒鳴ると周りの友達は渋々認めた。本当...俺たちの歳ってこういう話好きだよな。異彩を放ってると特に...


「あ〜、ウェイド。俺今からこいつらと遊ぶ約束してんだけど」

「まだ遊びに行ってないからセーフだろ?俺ちゃんと遊ぼうぜ!」

「こいつらと遊ぶのも久しぶりなんだよ。それに、約束は最初にしてた方が優先だ」


絶対に譲らないと目で訴えるものの、ウェイドは余裕そうに笑みを浮かべている。俺が折れると確信しているような笑みだ。なんなんだその自信。
警戒しながらウェイドを睨んでいると、ウェイドはスっとパーカーのポケットに手を入れた。その瞬間感じる嫌な予感。背筋にゾワゾワと悪寒が走るような感じ。あぁ、察した。


「分かった!分かったよウェイド!だから...それ、絶対取り出すなよ」

「...さっすがエルド!俺ちゃんが何しようとしてるのか分かるなんてこれはもう愛じゃない!?」

「慣れだろ。悪い意味で」


ウェイドがパーカーのポケットから手を出す。その手には何も握られていない。その事実にホッと胸をなで下ろした。
...さて、


「悪い、また今度誘って」

「今日もダメかよー!お前が空いてる日って次いつ!?」

「うーん...だいぶ後かなぁ...」

「マジかよォ...」


ムクれている友達3人に苦笑を漏らす。文句なら俺の後ろで心底満足そうに笑っているこいつに言ってくれ。
なんとか友達を説得して、ウェイドと遊ぶことになった。

...


「ウェイド...」

「なぁに?スターボーイ」

「今はその名前やめて。...さっき、拳銃取り出そうとしたろ」


俺の言葉にニヤリと口角を上げるウェイド。どうやら俺の予感は当たっていたらしい。そんなウェイドに、俺は重いため息をついた。


「プライベートでも持ち歩いてんの?大変だな」

「俺ちゃん、丸腰にはならないの。持ってないと落ち着かないんだもん。ゴムと同じ!」

「下ネタやめろ」


ゴスっとウェイドの脇に肘を沈める。隣で蹲っているウェイドを横目に見ながら、どこへ行こうかぼんやりと考えた。

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マァァ - めちゃくちゃ好きだ…更新もうないのかな… (2021年5月7日 15時) (レス) id: c48c2f524b (このIDを非表示/違反報告)
ニッコリ - 大好きです!!!すごく面白くて、素敵な物語で、続きが楽しみです! (2021年4月8日 3時) (レス) id: 6e64ed9b4d (このIDを非表示/違反報告)
茄子猫 - なななな…なんこれめっさ好き…続き、続きが欲しいんじゃ〜! (2020年7月25日 2時) (レス) id: 7d10cbdb72 (このIDを非表示/違反報告)
荒木田@夢主書くよ(プロフ) - 好きです、、スパイダーマンとデッドプールの小説ってあまり多くないし、尚且つ男主なので本当に楽しく読まさせてもらってます。無理をなさらない程度に更新頑張ってください! (2019年7月24日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです…!更新は自分のペースで良いので無理せずに…!!応援してます!!! (2019年6月2日 23時) (レス) id: 9427ebaf7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rio | 作成日時:2019年1月6日 2時

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