Episode143 ページ44
「お、おい…Aにそんな知識あるのか？魔法も言っちゃ悪いが、そこまでセンスなかったぞ」
「気を紛らわせたいんです！Aさんは何かに一生懸命な時は、本当に必死なので…もしかしたら、アズラエルさんも救えるなら…」
「…やってみる価値はある」
「お、おい…ラファエル…俺様の邪魔にならなきゃなんでもいいぞ…」
「で、でもよぅ…もしアズラエルが助からなかったら…アイツ、本当に壊れちまうぞ？」
「はぅ…そうでした」
ビィの言葉にルリアが落ち込む。
「いや、やってみる価値はあるだろう」
「ふふ、そうね」
「なっ！？」
そこに突如現れたのは、ガブエリエルとミカエルだった。
「あのままでは、妾達も目覚めが悪いのでな。それに、Aの頭の良さは妾達が保証してやろう」
「そうね。彼女、もともとはこの世界の植物の管理者だったんだし」
「なっ！？そうだったのか！？」
「はわ！全然知りませんでした…」
ルリアの落ち込んだ様子に、ガブリエルはクスクスと笑う。
「言わないでしょうね。彼女、そういうのに無関心だったし…どれほど自分がすごい存在なのかもわかってないみたいだから…」
「まぁとりあえず、これで呼び出す口実は出来たんだよな？あとは、どうやって話を聞いて貰うかだな」
「それならば、妾達に任せよ」
「ミカエルさんに…ですか？」
「まあ、Aの実質的な師匠ですものね」
「そんなもの、当に抜かれておるわ」
そういいながら、ミカエルはAの部屋の前まで歩いていく。その後をガブリエルとビィ、ルリアは静かについていき、見守るのであった。
「A、入るぞ」
「今はお断りだ」
「ならば、このまま聞け。アズラエルが自死をしたのは貴様も先刻承知であるとは思うが、先ほどアウギュステにて見つかったと報告があった。今対処すれば助かる、とも聞いた」
「…アズが？」
「A…あの双子を救ってはもらえぬか」
ミカエルの言葉に、Aからはすぐには返事がなかった。
「僕じゃ…無理だ」
「…ッ！」
Aの返事に、ミカエルは扉をけ破る。
「はわ！？ミカエルさん！？」
「ちょっと、ミカちゃん！！」
さすがのガブリエルも驚くが、それ以上踏み込むことはしない。その様子を見たルリアとビィも、もう一度様子を見ることにする。
「貴様が言ったのであろう！ルシフェル様が死んだのは、黒衣の男のせいであり、誰のせいでもないと！サンダルフォンに言ったのは嘘か！？」
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ミレン(プロフ) - かなとさん» すみません、確認不足でした。ご指摘ありがとうございます! (2019年3月13日 21時) (
レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月13日 20時) (レス) id: 9e9dee48da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2019年3月13日 19時
