Episode101 ページ2
「クソ…やっぱり幽世の奴らが動いたか…」
「大したことではない。ここにいる者なら誰一人と手負けん」
「そう…だなっ！」
目の前に現れる幽世の者たちを掃討していく。
「消え失せろ！」
「邪魔はさせん！」
「どけぇ！」
なんとか幽世の軍勢を倒し切ったA達。
「ふぃ〜…ここにいた連中は倒せたか。なんだかすげぇ数だったなぁ」
「空と大地を隔てる境界が揺らぎ、現世に進行する機会と見たのだろう。その習性も堕天司の策の内か…織を要塞化するために利用されておる」
「ラカムさんは大丈夫でしょうか？たった一人で船に残ってるので…」
「まだ問題はない筈だ。俺達の陽動が効いている。あと彼の一流の騎空士なんだろう？大抵の壁は自分で突っ込んで壊すさ」
不敵な笑みを浮かべたサンダルフォンは、さらりと言い放つ。
「あはは！さっきのこと根に持ってらぁ！乗り物酔いってヤツか？」
「本当に弱いんだな…お前」
「フン…お陰で胃がカラになって動きやすい」
「非常食はまだありますよ！旅を続けて慣れるまでの我慢ですね」
「ん…慣れるまで…か」
「だってよ？サンダルフォン」
「まぁいい。さっさと階段を上って頂きに――」
「待て！止まれ！」
突如上空に黒い光が発せられる。その黒い光から現れたのは、頭蛇袋に被せられた者だった、
≪ギィ…ィィィ…≫
「アズラエル…！」
「構えろ、特異点！飛行の後には見えない…！受肉というより召喚の類か！」
「待て、サンダルフォン！アイツはハーマーの友達なんだ！」
「なんてこった…アイツがここにいるってこのは…は〜ま〜はどうなったんだよ！？」
「そんな…！は〜さんま〜さん…」
≪ギィィィッ！≫
突如アズラエルは切りかかってくるが、それを見切っていたかのようにミカエルは逆に切り返す。
「んなッ！？何が起こったってんだ…？今の奇襲が見えてたのかよ？」
「狼狽えるな。特異点もわかっている筈だ。如何に俊敏であろうとも、屋内では動線の選択肢が限られる」
「で、でもミカエルさん！アズさんはおふたりの友達で…」
「わかっておる。指教は妾が直接指揮を執っていた。皆いつも、真摯に任務に取り組んでいたよ…貴様達がアズラエルを傷つけず、天司の事情を汲んだ事も感謝に堪えぬ」
「と、とんでもないです！友達の友達は友達ですので！」
「ありがとう――はあぁッ！」
穏やかに笑うと、すぐにアズラエルに攻撃をする。
「きゃあ！ミ、ミカエルさん…！？」
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ミレン(プロフ) - かなとさん» すみません、確認不足でした。ご指摘ありがとうございます! (2019年3月13日 21時) (
レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月13日 20時) (レス) id: 9e9dee48da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2019年3月13日 19時
