【w/r/w/r/d】 略 奪 計 画 【軍paro】

26.生贄かよ ページ26

zm「………」


shp「ゾムさん写真撮らないでください」


zm「猫と戯れる…、んひひ…、やっべ鼻血出るティッシュティッシュ」


shp「はい小型チェーンソーです」


tn「何やってるんお前ら」


ほんと頭おかしい。


さりげなくトントンさんのあたりに移動しながら、ポーズの頬を軽くつねり遊んでみる。


ショッピさんと同じ紫の目が怖いものの、雰囲気が柔らかいので一緒に居やすい。


tn「なぁ、A、昨日の仕事についてなんやけど。今から作業場所に案内するから着いてきて？」


『………はい』


昨日何があったのかわからないが、一応辻褄は合わせておこう。





side zm*


zm「ショッピ君さっきAと煽り合いしてたけど…」


shp「…好きな人、って、煽っていじめたくなりません？」


…サディストだ、怖ぇ。


ふと疑問に思ったことを言ってみる。


zm「なんでAの目の色って桃色なんやろうな、俺とおんなじやったらええのにな」


Aを長年(2年)見守ってきた俺としては、黄緑の目の色であってほしいとめちゃくちゃ思う。


shp「桃色は能力を持たない人に多いからじゃないっすか？」


zm「ショッピ君の目は珍しいんやっけ、即死の毒？」


幹部になれる条件。


能力持ち。


Aの場合、飛び抜けた頭脳があったので例外やったけど。


shp「あれっすよね、ロボロさんもサーバー系が凄い天才ハッカーだったから入ったんすよね」


zm「せやで。というか、緑は多い分黄緑が少ないとかトントンがほざいてたな…


風…あんま使わないんやけど」


そもそも能力持ちは国内でもわずか数百人。


特に目の色が桃色で能力持ちは一人もいないらしい。


幹部といえど、こういう外に出ていない機密情報もあるんやな…


shp「…というか」


ショッピ君が階段の方を見やり、首をかしげる。


shp「仕事って事はA、しんぺいさんの所に…？」



…え”


その言葉にガバッと顔を上げた。


zm「だいぶやばいやん！」


shp「いかなあかんパターン？」


zm「当たり前や！」


中性的な僕っ娘をあの神に生贄で出すようなもんだ。


昔ロボロが死にそうな顔で「ぺ神にヤバいやつ注射されそうになった…」、とか言ってたことがあった。


shp「…トントンさん何やってんすか！？」


zm「トントンはぺ神がAは女子だから手を出さないと思っとる、ほんまにあかんこれは！」


素早く俺が落ちてきた換気扇の中に潜り込む。


行き先は同じ。


zm.shp「「救護室！」」

27.番外編を書きたかったなどと供述しており。→←25.かっこいいポーズ

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