【w/r/w/r/d】 略 奪 計 画 【軍paro】

13.同担拒否は態度に出やすい ページ13

sha「まあええわ、俺らが燃えてまう、行くで」


急いで窓を開け、近くの木を蹴りながら飛び降りる。


タンッ


軽やかな音で最後のショッピが着地するのを見てから、道路側へ視線を走らせた。


野次馬が既に数人。


火は大きく燃え移っていないが、ここにくるのも時間の問題だろう。


目に留まったのは黒い車。


…たぶんあれだ。


目配せし、気配を消しながら車に近づく。


カタッ…


いちいちなる音が怖い。


野次馬の視線がこっちに向いていないのを確認し、そっと車のドアを開け、ショッピに先に入るよう指示する。


助手席にAを座らせた後、後ろに奥から順にショッピ、俺、ゾムで座った。


ガンッ


ぺ神がドアにロックをかけると、一気に緊張が解けため息が溢れる。


「「「はぁ〜……」」」


sn「お疲れ様〜」


ニコニコ笑うぺ神の顔を確認しようと、前を向くと―


sha「…ぅえ！？あ、葵さん！？」


sn「ははっ、女子だと思った？残念、Aの情報探ってただけだよ。


周りの悪口言う女子を追い出して回ったのは大変だったけど、エミさん手伝ってくれたからね〜」


ベリベリとマスクらしいものを剥がし、「神」の布を顔に貼る。


Aとは少し変わったタイプの美人さんで、派手な顔をしていた葵さん。


なんで勉強してなさそうなのに医学部なんだろう、と思っていたが、中の人がペ神だったとは…。


確かに彩度の低い水色の目はぺ神と重ねられる。


ハンカチを届けてくれと頼んだのもこのため？


sn「…っつーか、この子可愛くない？どっから情報入ったの？」


過剰に二人が反応した。


zm「俺らの(一方的な)旧友！前々からストーカーやったの！」


shp「掘らないでくださいね！許しませんから！」


sn「中性的なのいいね〜、女の子でもこんだけ可愛かったら許容範囲だわ」


sha.zm.shp「「「いや、だからっ！」」」


本気で不安になってきたぞ。



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#しんぺい神

・通称「ぺ神」
・ホ○の神
・医療系担当を一人で回していた
・水色の髪を縛っている。そろそろ切りたいらしい

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