貴方は ページ7
割れるグラス
飛び散る破片
流れる血
私は慌ててエプロンを割いて、血の出ている人の足を手当てした。
『わっ、結構傷深い……。』
割れたグラスは思っていたより分厚かったようで、その方の服を突き抜け、ふくらはぎ部分をスッパリ切っていた。
戸惑って、ぺいんとさんに目を向ける。
…ぺいんとさん、少し辛そう…？
pi「っクソ、出来るだけ関わらないようにさせたかったんだが…。」(ボソリ
…何か言った？
pi「あ、A、その人医務室に連れてってもらえる？」
私の名前を聞いた途端に、W国の人が揃いも揃ってビクッとなる。
『…ぁ、はい！
行きましょう、えっと……
pi「ゾムさんだよ。」
すみません。
行きましょう、ゾム様。』
ゾム様の手を引いて会議室を出た。
振り返ると、クロノアの腕にはえぬ。
あいつ、後でたっぷり叱ってやんぞ。
『も、もしもし。今いいですか？』
遠慮がちに扉を開ける。
部屋にゾム様を入れた途端、まぎれもない"殺気"が飛んできた。
飛ばしているのは、部屋の中央に座っている人。
？「Aちゃん。そいつ、恋人？」
…まったく、いつもこの人は……。
『"恋人"なんて言ったら失礼ですよ。
この方は我々国幹部の方です。
………ぴくとさん。』
pkt「あ、なに？違うの？
良かったあーー。」
ぴくとはうすさん。
最近N国に派遣されてきた。
"一応"医師。
怪しい薬品が"くられせんせい"って人からよく送られてくる()
時に面倒くさくなる。
主に過保護が。
pkt「はいはーい。
Aちゃん以外の人は治療に痛い薬で時間かせぐ必要もないから、ちゃっちゃと済ますよー。」
え"っ。
『やっぱりあれ、わざとだったんですか！！？』
無駄に痛みのある薬品使いやがって！！
痛いから"ゆっくりにして"って言ったけど！
そ、それが狙いだったなんて。(恐怖)
あははー、と笑っているぴくとさん。
その笑みが今は黒く見える。
pkt「とりあえず麻酔ぶっ刺しとけば治るんじゃね？
神経麻痺させてあとは自然治癒とか。」
ゾム様の顔がみるみるうちに青くなる。
『ちょ、ぴくとさん！？
サイコ！！サイコ！！！(汗)』
と、それまで黙っていたゾム様がいきなり口を開く。
…身の危険を察したのか？←
zm「……俺、まともに治してほしいんやけど…？」
その声はなぜか
耳に懐かしかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 471人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる。 - 雰囲気ぶち壊していくの大好き(笑) (2023年1月21日 1時) (
レス) @page21 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - くれないか。がやらないかに見えてツボった (2022年2月1日 11時) (レス) @page13 id: 3feca44e03 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - アゲハさん» ぬああああ！！気付いてなくてごめんなさああああああ！！ありがとうございます！これからも頑張ってゆきまァす！！！←うるさい (2020年8月16日 11時) (レス) id: fad91f03e5 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - すなめりさん» 戻ってきてくれた…！w いえいえ！これからも応援してます！ (2020年8月16日 9時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ(プロフ) - 面白いので、すごくこの後気になります！これからも頑張ってください！ (2020年8月12日 13時) (レス) id: 559ae77abb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すなめり | 作成日時：2020年8月2日 6時
