え、ここどこ? ページ6
〜貴方視点〜
?「っくしゅん!!」
……。
…は!?
ぬぅわぬぅいごとぅ!?(何事!?)
恐らく男性のものと思われるくしゃみで、私は目を覚ます。
あ、そういえば生きてる。←
…今回もだめだったかー……
さっきまで着ていた、黒いレインコート的なものを脱がされ、施設で着ていたワンピースだけになっている。
嫌なことを思い出すから、この服は、嫌いだ。
と、先程くしゃみをした男の人が話しかけてくる。
?「ああ、起こしてしまいましたか?すみません。……貴方は、何があったか覚えておいでで……?」
うんうん、はっきり覚えてるよ。
てか、礼儀正しいな、この人。
『…眠っていたのについては、邪魔になってないので気にしないでください。……して、ここは一体………?」
思っていたことを素直に口に出すと、その男性は苦笑した。
?「…ずいぶん落ち着いてはるんですね。死にかけた挙句、こんな状況なのに。」
……?
よくよく周りを見てみると、私は手錠で繋がれ、足にも手錠。いや、足錠。
しかも、狭い部屋は、ほんの少し……
氷がはっていた。
『…オトート……。』
思わず呟く。
あちゃー、受け継いじゃったかぁ……
唯一自由な首で、なんとか剥き出しの鎖骨あたりを見る。
「6」の逆側に新しくはり付いている、「7」の番号。
オトート、仕事早かったんだな、うん。←
呟きに反応した男性。
?「……オトートとは、ゾムさんが連れてきた、あの……」
ゾム?
あ、パーカーか。
『……し んでました?』
訊くと、男性は静かに顔を曇らせる。
?「……はい…。」
……そっか。
意思とは反対に、涙がこぼれた。
そのまま私は、無表情で泣き続ける。
?「…ぁの、私、エーミールと申します。何かあったら聞きますよ…?」
………、
『え』
いいん、でしょうか、そんなことして。
……絞り出したような声が出た。
『…強いて言うなら、ころ して、ほしい、です。』
エミ様が目を見開く。
その時、ドタドタと足音がして。
?「おい!エミさん!?そいつ、目ぇ覚めたんか!!!」
?「尋問や、尋問!!」
うるっさ。←
途端に、オレンジの和服?をきた人と、サッカーのユニフォームみたいなのを着た人が、氷で滑ってコケる。
『……ぁ、だい、大丈夫ですか!?』
思わず声かけちゃったじゃねえか、このやろう。
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すなめり - なんか順位上がってるううう!バグなの!?バグなのね!?!? (2020年8月2日 13時) (レス) id: 68a2ceb379 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - ありがとうございます! (2020年8月2日 12時) (レス) id: 68a2ceb379 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - 面白いです (2020年8月2日 12時) (レス) id: 2cc9d25e96 (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - お気に入り増えてる!!嬉しいドゥエス。 (2020年8月2日 7時) (レス) id: 48ca26947e (このIDを非表示/違反報告)
すなめり - 続編でたゼーーー!! (2020年8月2日 6時) (レス) id: 48ca26947e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すなめり | 作成日時:2020年7月24日 11時