被験体少女はしにたいようで。【wrwrd】 (ページ29)

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初任務ページ29

朝起きてみると、何やら廊下が騒がしかった。

事件がなにかと思い、慌てて部屋を出る。

『…っ皆さん！！』

……が。

gr「お、来たか、A。今日は初任務だゾ！」

そこにいたのは、元気に叫ぶグルッペン総統と、今にも4にそうなトントン様。

tn「…A、今すぐコイツを止めてくれへんか…。」

えっ、えっ。

んーと……

『お、おやめください、グルッペン総統。何の話かは分かりませんが、トントン様がお困りです。』

すると、いきなりトントン様が目頭をおさえる。

tn「…ええ子や……！！」

…そんなにか？

ふとグルッペン総統に視線を向けると、頭の上に豆電球が光っている。

gr「A！！」

『は、はい？どうなされましたか？』

gr「お願いを聞いて欲しかったら、今すぐ"総統"呼びをやめるんだゾ！できれば"グルッペン"いや、"グルちゃん"でもいいゾ！？ついでに敬語もやめろ！」

目を輝かす総統…いや、ぐ、グルッペン。

『……ぐ、るっぺん。』

呟くと、トントン様がものすごい形相でグルッペンを睨む。

グルッペンの顔が青い。

私は事件の予感を感じ取って、そそくさとその場を離れた。

後ろから聞こえてきたのは

gr「トン氏、やめろ！！やめてくれええええ！」

tn「じゃかましぁ！！粛清や、粛清！！」

kn「うわ、トントンやん。どしたん、そんな怒って。」

syo「DTがバレたんとちゃう？」

tn「ちゃうわ！！グルさんが抜けがけして、Aに自分のこと"様"なしで呼ばせよった！しかも敬語外させよってんで。」

kn「あっ、ふーん。」

syo「ちょっと部屋行ってくる。」

kn「何用で？」

syo「シャベルを取りに。」

kn/tn「「おう！急いで行ってこいや！」」

gr「………。」(顔面蒼白)

2人に爽やかな笑顔で見送られたシャオロン様。

爆速で部屋に戻っていったそうな。(昔話風)

『…ぁ。』

そういえば。

『……初任務って、何だったんだろ。』

後で総統室行くか……