- lupus 3-

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その数年後

ある奴が来て


柚「あなたの名前は???」

「......」

柚「何歳なの???」

「......」

これは10歳の時の話


新入りがきた

凄く無口で無愛想な奴


柚「むー...なんで答えてくれないの...」

頬をふくらませる彼女に


「やめときなよ柚子ちゃん

ほっとこう...?」

そう言った

だって仲良くする気がない奴に

構ってる時間が惜しいじゃない


「ダメっほっとけないよ...!

新しい家族だよ...??」

凄く正義感が強い彼女は

うるうるした目で俺とそいつを

交互に見る


「はぁ...勝手にすれば?」

もうこの目をした時は

止められるわけもないし


俺は放っておくことにした


でも、何かいけ好かないやつ

っていうか

あの無表情ひっペがしてやりたい


何考えてるかわかんない奴が

一番大嫌いだから

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