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その夜俺は
彼女の隣で眠りにつこうとしていた
柚「電気消すねー」
「う、ん……」
本当は暗いところが苦手だけど
目をつぶってれば大丈夫
きっと
だってここには
苦しいものなんてないんだから
でも人間とは面白いもので
１回経験したことは
夢に見てしまう
「ごめっ……あ、あ…ごめんなさい…
っ……う、あぁぁっ…!!!っ……ごめ、なさ」
”ちゃんと反省しろ”
熱くて
痛くて
息を止めてないと我慢出来ない怖いもの
俺がこの世で一番嫌いなもの
「はぁっ………はっ……はっ……」
”お前が悪いことするから
俺も痛いことしなきゃいけないんだよ
お前がいい子でいないから”
そっかそうだよね
俺が悪いんだ
でもこんなにいっぱい
丸い痕が付いててどれもこれも
消えないんだ
ドンドンドンっ
誰かがドアを叩く音がする
”ちっ…ここに入ってろ”
腕を掴まれ押し入れに押し込まれる
あぁ、暗いよ
怖いよ
「お願いしま…す……ごめんなさい…!!
開けて…!…開けてください……!!」
”うるさい!!
うるさいうるさいうるさいうるさい!””
その声に怯え
俺は口を塞いだ
息をする音すら聞こえないように
苦しいのを我慢していたんだ
でもそのうち意識が遠のいていって
それでもいいかなって
思ったその時
目の前の扉が開いた
「っはぁっ…!!!!!!」
柚「祐基くん…!?」
目を開けると俺は肩を掴まれ
揺さぶられていた
そして電気はしっかりとついていた
「はぁっ……はぁっ……」
柚「祐基くん…?聞こえてる?
見えてる?大丈夫??」
そう汗だくになって息切れをする俺を
心配そうに彼女は覗き込んだ
「大丈夫………」
柚「………」
そして深く息を吐き
俺を突然抱きしめてきた
「っ…!!!」
俺は思わず突き飛ばした
柚「あ……いや…
落ち着かせようと思って…ごめん」
悲しい顔をするから
変に胸が痛くなる
「ごめ…急、でびっく、り、した…だ…け」
そのせいなのか何なのか
息切れは止まらず
過呼吸気味になっていく
柚「…落ち着いて…
息ちゃんと吸って…」
背中を擦りながら
呼吸のリズムをとってくれる
そのお陰ですぐに呼吸は落ち着き
過呼吸には至らなかった
柚「…もう大丈夫…?」
布団に入った俺を
不安げに見つめてきた
「うん…あ、のさ…」
柚「ん……?」
「暗いの苦手だから…消さないで欲しい…」
柚「…うん、分かった」
と、彼女は悲しげに笑った
＿＿
フィクションですよ…!!!
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キキ//8Z(プロフ) - かとれあさん» うわあありがとうございます!!!(号泣)ちょっと更新速度遅くなるかもしれないですができるだけ頑張ります…!!!!!!! (2018年3月29日 16時) (
レス) id: 7d68626159 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - 夜遅くにすみません！この作品とっても大好きです!!次の更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年3月29日 2時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキ//8Z | 作成日時：2017年4月13日 21時
