School life（９） ページ10
アヤと一緒に歩いていると、校門で誰かを待つ男子生徒がいた。
なんとなく見覚えのあるシルエットで、よく目を凝らして見ると…
『…リヴァイ？』
私はボソッと言ったつもりだったが、案外普通に発していたらしい。
リヴァイがこちらを向いたのだ。
そして彼はずかずかと私の方に近付き、目の前に立った。
アヤ「…リ、リヴァイ先輩！
どうされたんですか？」
リヴァ「？Aの友人か。
すまない、今日はこいつと一緒に帰る予定だったんだ。
連れて行っても構わんか？」
アヤ「そ、そうだったんですか！
全然構わn…！(A!?)」
やだ！！
リヴァイと一緒に!?二人っきりで!?
冗談じゃねぇよ！！
私はアヤの制服の袖を摘まんで必死に首を横に振った。
アヤ「あ、あのリヴァイ先ぱ…
(やっべぇ！！こっちは超こえぇ！！顔が鬼ぃ！！)
そ、そうだA！あたし買い物頼まれてて、早く帰らないといけないんだ！
(悪いなA！私は守ってやれる自信がないの！)」
嘘つくなよ！！
声が裏返ってんじゃん！！
見捨てないで！！
そう言おうとしても時すでに遅し。
アヤは競歩並みの早足で帰りました。
私はアヤの遠のいてしまった背中からリヴァイに視線を移した。
そこに効果音をつけるならば"カタカタ"。それがピッタリだと言えるだろう。
リヴァ「A、何をそんなに嫌がっている。
仮にも今、俺はお前の彼氏だ。
一緒に帰るところを誰かが見かければ、噂はすぐに広まるだろう。(ﾆﾔ」
『しゃぁぁあああ！！！』
リヴァ「威嚇しているつもりか？」
『少しも私に申し訳ないと思ってないでしょ！』
リヴァ「…多少は思ってる。」
『多少って何!?
身の程を知れ！このくそやぁぁあ"あ"あ"！！！
ごめんなさいごめんなさい！！
頭潰れる！！離してぇえ"え"！！』
リヴァ「…ちっ」
舌打ちをしたリヴァイは、片手で締め付けていた私の頭から手を離した。
透かさず私は頭を摩る。
『うぅ…あ、ねえ｡
リヴァイの家って確か、私の家から20分くらい先の方にあったよね??』
リヴァ「いや、お前には言ってなかったか
学園生活が始まる前からAの家の10分程手前のマンションで一人暮らしをしている｡
勉強を教えていたのは実家だ。」
『そうだったの!?全然知らなかった;;
でもなんでマンションの方には上がらせてくれなかったの？』
リヴァ「丁度掃除を怠った時だったんだ」
『それだけ?』
リヴァ「……あぁ、それだけだ｡
じゃあ帰るぞ。」
『うん』
.
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愛里 - メチャクチャ面白かったです！！！！ (2022年4月9日 11時) (
レス) @page37 id: 825e1873ea (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ヤバイ！めっちゃ面白い！！まだ半分しか読めてないので続きも楽しく読ませていただきます！ (2020年5月11日 5時) (レス) id: fa36a244e5 (このIDを非表示/違反報告)
ラト - 神作品!!!面白かったですありがとうございます! (2020年3月7日 22時) (レス) id: 8c4c38e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 面白かったです！\(//∇//)\ (2019年1月7日 14時) (レス) id: bb460f2755 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(プロフ) - エレリヴァもリヴァエレもいいよね←腐女子であり夢女子 (2018年7月27日 15時) (レス) id: e0582b697e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Double G | 作者ホームページ：
作成日時：2016年8月20日 15時
