School life（６） ページ7
3人の女の先輩が去って行った後、すぐにリヴァイは手の力を緩めてくれた。
透かさず私も緩めると
ｺﾞﾁｰﾝ
『っ！…はぁああ!!??』
リヴァ「当然の報いだ。
嘗ての恩人に向かって暴力行為なんぞ、躾が足りないな。」
リヴァイは退かした手をそのまま私に降りかざし、拳骨を食らわせたのだ。
『うぅ…今回の恩人はどう見ても私だ……』
リヴァ「…ま、まあそうだ。
一応、礼を言う。」
「一応」って要らないよね、と心の中でツッコミつつ、今一番聞きたいことをそのままリヴァイに聞いた。
『説明を求む』
リヴァ「なんのだ。主語を使え、主語を。」
『いや、話の流れ的にわかるでしょ！兄貴！』
リヴァ「A、兄貴は止めろと言ったはずだ。」
『ぁ、あぁ、ごめん。
で、さっきの先輩方は？』
リヴァ「見て聞いていた通り、俺を好いているらしい人物と、それに取り巻く人物らだ。
この前は俺が卒業する訳でもねぇのに半べそかきながら。
その前は文化祭の前日。
その前は体育祭の前日と終わった後。
で、その前は……確か入学式の後に息を切らして走ってきて…それがあの女子生徒に初めて告われた時だ。」
『え!?じゃ、じゃあ、
計4回も断ってるの!?』
リヴァ「そうだ。
だがそれは面と向かっての話で、後…
ni…yo……7通手紙をもらって、それも全て俺の時間をわざわざ割いて断っている。」
『うへぇ…;;
大変だね。あの先輩にはある意味恐れ多いわ…
でもその先輩以外にも、告白してくれた先輩…リヴァイからすれば同級生や後輩か;;
告われたこともあるんでしょ？』
リヴァ「あぁ、ある。
だがつるみもない赤の他人に等しい人物ばかり。
同級生であっても多少話しただけで、然程変わりない。
そこでだ」
『たまたま通りかかった私を巻き込んだと』
リヴァ「人の話は最後まで聞け。
"巻き込んだ"とは人聞きの悪い。
"協力"してもらっただけだ。
それに、お前の事はわかりきっているつもりだ。
だから扱いやすいだろうと思ってな。」
.
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愛里 - メチャクチャ面白かったです！！！！ (2022年4月9日 11時) (
レス) @page37 id: 825e1873ea (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ヤバイ！めっちゃ面白い！！まだ半分しか読めてないので続きも楽しく読ませていただきます！ (2020年5月11日 5時) (レス) id: fa36a244e5 (このIDを非表示/違反報告)
ラト - 神作品!!!面白かったですありがとうございます! (2020年3月7日 22時) (レス) id: 8c4c38e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 面白かったです！\(//∇//)\ (2019年1月7日 14時) (レス) id: bb460f2755 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン(プロフ) - エレリヴァもリヴァエレもいいよね←腐女子であり夢女子 (2018年7月27日 15時) (レス) id: e0582b697e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Double G | 作者ホームページ：
作成日時：2016年8月20日 15時
