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Oside
そんな俺をじっと見つめていた男は、一瞬だけ躊躇ったように口を閉ざしたが、意を決したように口を開いた
「なら、もう一つ誓って…『死なない』って事を」
強い視線を向けてくる男に、俺は一瞬息を呑んだ
この世界で生き、ましてや組のトップである以上、それは誓えない
いつ死ぬかなんて、誰にも分からないからだ
この部屋を出た瞬間に殺される可能性だって、ゼロとは言えない、そんな世界を生きているから
けれど、その一瞬の躊躇いに、男は怒りを覚えたようだった
「確かに、難しい事だって事は分かってる
だけど！彼の仲間を公言するなら、死なないって言って！誓って！
これ以上、彼に絶望を見せないで！」
ーー心を開いた者が死ぬ、その瞬間を、これ以上彼に見せないでくれ
咽び叫ぶように、絞り出すように言った言葉は、俺の心に直接響き、抉った
思わず固まった俺に気付かず、彼は言い募った
「やっと、やっと笑えるようになったんだ！
彼は優しいから、今までの事を忘れようとはしないし、ずっと背負っていくと思う
だからこそ！これからは笑っていて欲しいんだ」
とうとう溢れてしまった涙を滅茶苦茶に拭う男を見ながら、俺は呆然としていた
分かっていたつもりだった
でも、俺は生まれた時から将来を約束されていたし、それに反発した事もあったけど、暮らしに困った事は無かった
周りには自分を支え、守ってくれる者がいて当然だった
いつ奪われるかも分からない命だと知っていても、不自由無い日常が当たり前だと思う自分も少なからずいた
『これ以上』と男は言った
つまり、過去に経験しているのだろう
心を開いた存在を無くした事が
それも、一度や二度では無い
…失った事の無い俺は、何も分かっていなかったのだ
「…俺みたいなのが、相葉ちゃんの側にいれるのか」
今更恐ろしさを覚えて問えば、涙に瞳を潤ませながら、男は力強く頷いた
「だってあんたらは、彼の宝物だから」
そう言って笑う男は、少し寂しそうではあったが、とても晴れやかな表情をしていた
それに少し安堵を覚え深く頷くと嬉しそうに笑うから、思わず釣られて笑ってしまった
「…お前、名前は？」
擦って赤くなった目元を摩る男にふと思い出して問えば、ああ、と思い出したように言った
「俺は伊野尾、しがないただの若造だよ」
肩を竦ませながら、伊野尾は笑った
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エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 少し難しいですね…。申し訳ありません。松岡、三宅、相葉は繋がっています。二人は警察だけど相葉は…、と言った感じです。最後にはサッパリ出来るよう頑張ります！（サッパリ出来なかったらごめんなさい） (2020年9月18日 22時) (
レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっと。。何か松岡と三宅と相葉ちゃんが繋がってる気がするのは私の見間違い？？最後なのに絡まった糸みたいに解けない。。あー続きが楽しみすぎる！ (2020年9月17日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - おぉ、、いよいよフィナーレですね。敵か味方か。破壊か再生か。楽しみです( ´艸｀) (2020年9月1日 19時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮様、いつも閲覧下さりありがとうございます！ここから、今までの打線の回収が始まります。楽しんで頂けるよう努めますので、これからも宜しくお願い致します！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - とりあえずニノが打たれたわけじゃなくて良かったです(笑)相葉ちゃんと伊野尾は敵か味方か。更新楽しみ！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2020年6月6日 15時
