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Mside
棚にグラスを静かに置いた相葉くんは、目を見開いて固まる俺を振り返り、ふわりと優しく笑った
「どうして…潤くんはあんな顔、したの？」
微かに首を傾げてそう問いかけた彼は、隣のカウンターに腰を下ろしてウィスキーをロックで飲み始めた
自然に寄り添ってくれる姿勢に促されるように、口が軽くなった
「昨日、さ…やらかしちゃって…
大野さんや翔さんが何とかしてくれたんだけど、どうしても感情が治んなくて…
二人にもそのままやつ当たりして…」
言えば言うほど、自分の愚かさが浮き彫りになる
どうして、あそこで止められなかったんだろう…
「冷静になればさ、どうしてあの時って思うんだけど…」
「いいんじゃない？」
どんどん降下していく気分なんてモノともせず、相葉くんはさらりと言い放った
他人事のような物言いに思わずむっとして口を開こうとすれば、彼はグラスの中で氷を遊ばせながら言った
「周りの思考に押し潰されて、自分の意思を見失う者だっている
日本という国は、協調性がありすぎる…
その中でいかに自分を保つかも、"強さ"だ
潤くんのそれは、嫌悪するべき所じゃない」
強く言い放った眼差しがこちらを向いた
「それを反省でき、なおその"強さ"を貫ける事は、すごい事だと、俺は思う
それに…」
そこで一度言葉を切った彼は、真剣な表情を崩して悪戯っ子のように口角を上げた
「潤くんが怒ったのって、大野さんや翔ちゃんを侮辱されたからでしょ？」
「え…」
知ってるの？と表情で問い掛ければ、彼の笑みが深くなった
「昨日、翔ちゃんが夜に連絡くれた
喜んでたよ？『潤のお陰で、今後こっちが有利に動けそうだ』って」
ああ、敵わないな
翔さんや大野さんにも、相葉くんにも
多分、翔さんには読まれていたんだ
意気消沈の俺が、今日ここへ来る事を
諦めたような苦笑が自分の顔に浮かぶのを感じていると、相葉くんは俺の手元に視線を戻した
「カサブランカって、同じ名前の花もあるんだけど
花言葉、何だと思う？」
「どんな花？」
「白ユリだね」
ユリ…百合…
どことなく豪華、強い香りがイメージがあるから…
「高貴、とか？」
「お、さすが」
正解、と嬉しそうに言った彼の笑顔につられて、自然と頬が緩む
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櫻宮 - おぉ、共同生活という名のシェアハウス笑笑空きありますか？私も入りたいです！笑...何やら不穏な感じがしますが彼を信じます。更新楽しみです！ (2021年9月20日 18時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - そして赤き梟Red owlとの対峙。相手は"死神"こと相葉雅紀。どうなるのか続き楽しみです！ (2021年7月9日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 久しぶりの大量更新感謝ですm(_ _)m大野さんの闇ニノの闇風間の闇そして彼の闇。少しずつですが明らかになってきていますね。ニノは相変わらずゲームが強くて大野さんは船を運転できて本家さんたちとリンクするところがあって嬉しいです！ (2021年7月9日 13時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮様、いつも応援して下さりありがとうございます！櫻宮様に楽しんで頂けていると感じ、常に励みとなっております。まだまだ先は長いです笑。お付き合い頂ければと思います！ (2021年3月26日 15時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - るなさん» るな様、コメントありがとうございます！書いている中で不安に思うこともあるので、そのように評価して頂けて大変嬉しいです！今後もるな様に楽しんで頂けるよう尽力致します！ (2021年3月26日 15時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2021年2月26日 16時
