第4話 ヤバイ ページ9
リンリィ「ダメです、今日はもうお部屋に戻っていただきます」
?「ぼ、僕ほんとに、違うんです!信じてください!!」
私の名前はリンリィ
王宮専属の魔法使いで姫様のお世話係をしています
今この状況は、脱走した姫様を捕まえ
お城に戻ってきたところです
リンリィ「いーえ騙されませんよ、そんなこと言って前にも他の方を騙したそうじゃないですか?」
?「そんなことしてません!!ほんとに僕は違うんです!!」
??「あれ、リンリィおかえり、姫様見つかったのか?」
リンリィ「あら、ヒデオ…えぇ今戻ったばかりですわ」
私に話しかけてきた人物は
獣の国出身のヒデオ、狼の耳と尻尾を持つ男
高い身体能力を持ち剣の腕も素晴らしい
姫様の護衛の者です
…少々おバカなところを除けば
リンリィ「そもそも、貴方が姫様から目を離さなければこんな事にはなりませんでしたわ」
ヒデオ「んー、悪かったよー…んっ?」
何かに気づいたのか鼻をヒクヒクと動かし匂いを嗅ぐ
ヒデオの鼻の良さは私達も認めるほどですが
姫様の前でそのような行為は困る
注意して辞めさせようとすると
ヒデオ「お前…姫様じゃないな?」
リンリィ「へ?」
?「!!」
ヒデオの突拍子もない発言に面食らってしまう
え?姫様じゃない?え?え?
いやいや、嘘でしょう?姫様を間違えた?え?
ヒデオ「ごめんなぁ、びっくりしたよな?姫様に似てるから間違えられて」
?「うっ…うぅ…はい…ぃ…っ」
…どうやら本当のようだ
ー…10分後
姫様とよく似たお嬢さんを
とりあえず姫様のベッドに寝かして部屋から出ると、ヒデオが壁にもたれて待っていた
ヒデオ「寝たのか?」
リンリィ「えぇ、泣きつかれと少し安心したようで…」
ヒデオ「そっか、そっか」
微笑みながら頷くヒデオ
どうやらかなり気にしていたようだ
リンリィ「ところでヒデオ」
ヒデオ「ん?」
私はヒデオに話しかける
何時もなら言わないだろう言葉を
リンリィ「ヤバイことになった」
ヒデオ「だな!!」
この時ほど姫様の脱走癖と自己中を、 そしてこの脳天気な同僚を呪った日は無い
これからどうなるのでしょう…
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龍尾(プロフ) - めっちゃ楽しいから続きが気になる (2018年10月28日 21時) (レス) id: ea4ac1e525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たけぴよ。 x他1人 | 作成日時:2017年4月7日 21時