気持ちが良ければなんでもいい【男主】 (ページ2)

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Episode 02 ページ2

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『お邪魔します』

特服を片手に、三ツ谷の家に入る。

「適当に座ってくれ」といいながら、裁縫道具を開き俺の特服に針をさした。

『…ルナとマナは？』

キョロキョロと周りを見渡しても2人の姿はなかった。

「母さんが早く帰ってきたから出かけてる」

『へぇ。お前はよかったのかよ』

「まあ、用事あるし」

用事あるって、コレじゃねぇよな？
三ツ谷の手元をじっと見る。

『すげぇな。俺裁縫とか絶対できねー』

ゴロンと手を広げながら寝転ぶ。

「Aは出来なくてもいいよ。俺がやるし」

『んー、頼むわ』

三ツ谷と一緒にいたら、いつかはダメ人間になってるだろうな。

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「できたぞ」

『おっ、サンキュ』

切れていた部分が綺麗に縫われている。

『んじゃ俺帰るわ』

立ち上がろうとすれば、肩を押された。

『っ、』

俺の顔の横に手を置き、上を見れば三ツ谷の真剣な表情が目に映る。

『んだよ、三ツ谷』

俺の問いかけには答えずに、顔を近づけてきた。

俺と三ツ谷の顔の間に、咄嗟に手を挟む。

「…俺とキスすんの、嫌か？」

『は、』

とうとう壊れたか？

「特に知らねぇ女はよくて、俺はダメなのか？」

『ダメっ、つーか…』

数秒の沈黙後、ニコッと笑って「帰ろうか」と言った。

「俺も寄りたいとこあるから途中まで送るよ」

『…おう』

いや、気まづいわ。

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マイキーに呼び出された。

『なーにーマイキー』

いつもの神社に行き、マイキーに話しかけた瞬間こちらを向き、俺の手を引いた。

『マイ、っ！』

壁に追いやられ、唇同士が触れ合う。

キス、うま。

『まいき、んぅ…』

俺よりうまい、気持ちい。

俺より低い身長で、一生懸命上を向きながら口の中に舌を入れてくる。

ぷはっ、と離れた。

壁によりかかり、マイキーと目線が一緒になる。

『気持ちぃ…』

赤くなっているであろう顔を右手でおさえる。

「かわいい」

にっこりと笑って俺の髪を撫でた。

あ、

ペース飲まれてる。

マイキーの肩を押す。

「痛っ」

『やめろ』

驚いたような顔をしたと思えば、目が合った瞬間ニッコリと笑った。

「なんで？気持ちいいこと好きでしょ？」

『ぅあ、触んなっ』

「A、口開けて」

再びマイキーの顔が近づいてきた。