気持ちが良ければなんでもいい【男主】 (ページ1)

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Episode 01 ページ1

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「また彼女変わってたよね」

集会終わり、続々と帰るメンバー達の後ろ姿を見ながらマイキーが言った。

『彼女じゃねぇけど？』

俺は特定の女は作らないタイプだ(最近は)
マイキーが呆れた顔をした。

ついでにドラケンも。

「クソだな」

『あ？』

『俺が好きだからやってるだけだし、そんな気にしなくても』

「好きな奴がそんなんなのヤダもん」

食い気味に言いながらマイキーが俺の手を引いた。
好きな奴って…

小さい頃から言ってるけどさ。

『そのギャグあんま面白くねぇからやめろよな…』

「は？ギャグ？意味わかんねぇんだけど」

マイキーが顔を顰めた。
コレは、マジの顔だなぁ…

『…約束あるから帰るわ』

マイキーの手を振り解き、背を向けようとすればドラケンが口を開いた。

「言っとくけどよ、ジョークとか冗談じゃねぇから」

『…あっそ』

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「やっぱAくんが1番だわ〜♡」

『マジ？ありがと』

あの後、約束をしていた女と遊んでいても、アイツらの顔が頭に浮かぶ。

「でも今日元気ないね。なんかあった？」

事後だというのに、なんでコイツはこんなにも元気なんだ。

『…別に』

「えー！絶対なんかあったじゃん！」

お姉さんに話してみなさい！とドドンと言う効果音を付けながらいった。

『…同性に好きって言われた。お前ならどうする？』

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昨日の女…

結構本気で相談したのに笑いやがって。

「あはは！同性にもモテてんだ！！良かったじゃん！！」

絶対許さねぇ。

口の中に乱暴に飴玉を入れて、机に突っ伏した。

「A、今日の放課後暇か？」

肩をバシバシと叩いてくるやつは1人しか居ない。

『三ツ谷ァ…』

「おはよ」

寝起きで不機嫌な俺に笑いかけるのはコイツくらいだと思う。

いや、多分マイキーら辺も笑うな。

「で、放課後暇か？」

『…今日は約そ「暇か！なら特服直すから持ってこいよ。お前この前切れてただろ」

『は、いや、今日は』

「今日以外は受け付けねぇからな」

コイツは基本優しいが、時々鬼だ。
約束は断るしかねぇなぁ。

『分かったよ…』

「ん。偉い」

頭を撫でる三ツ谷は、多分俺を弟かなんかだと思っている。