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最後のとんでもない質問が投下された後、相澤先生によって選率先生は引き摺られるように教室を去っていった。
完全に去ったのを確認すると峰田くんにクレームが多くはいる。
「おっっっっまえは何て質問を投下してんの？？
えっ？？なに？『子宮あるんすか？』？？」
「軽いセクハラ発言よ、峰田ちゃん」
「逆にあの場であの質問をしたことに賞賛を送るわ…」
そりゃそうだ。
しかし肝心の峰田くんは超堂々と言った。
「逆になんであの女々しさで男だと思った？」
「おめえ女にしか興味ないんじゃ無いのかよ！！」
「オイラだって数分前まではそうだった！！」
でもあの溢れ出る色気には勝てなかったんだよ…と意気消沈を見せる峰田くん。
僕達の副担任、選率A先生はえぐいくらい美人だった。
男らしい、という言葉に一番かけ離れた男の人なのかもしれない。
「オイラだけじゃねぇはずだ。
おい男子共、正直に手をあげろ。
ぶっちゃけあの先生の声と京都弁でぼっk」
「言わせねぇよ！！！！」
女子の目の前でなんて言葉を吐こうとしてるんだ、彼は。
女子からはかなりのドン引きの目線を送られている峰田くん。どうしようもない。
「選率先生ってスケープゴートなんだろ？
俺雑誌で見た」
瀬呂くんの発言に皆が目を煌めかせる。
彼、スケープゴートはメディア露出が低いからか。
「まじか瀬呂！何書いてあった？」
「確か…。すげぇ容姿褒められてた」
「そりゃそうだ！！あんな美人を貶すこと出来ねぇよ！」
「そんで…抱きたいヒーローランキングNo.2を獲得してる」
その情報に教室はひとたび固まった。
まだ出会って数分の先生のまさかこんな情報を聞くハメになるとは思わなかった。
「あ、あと強いヒーローランキングは圏外で敵に襲われやすいヒーローランキングNO.1だったはず」
「ヒーローとして超不名誉なランキングじゃねぇか」
「あ、そろそろチャイム鳴るよ」
僕のその一言で皆が授業の準備をし出す。
補助と救助をメインに活動して、一切の戦闘活動を取らないヒーロー。
それが彼なのだろうか。
出久くんやね。ええ名前やない。
突然彼の声が脳裏に蘇る。
…名前、また褒められちゃった。
頬が緩みそうになるのを必死に堪えて次の授業の準備をした。
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鯱の助(プロフ) - 京美人に釣られて一気読みしてコロリと落ちました…べらぼうに好きです。だいぶ前の更新で止まっているので旬が過ぎてしまったのかもしれないと思いつつ、読みたいという一心で更新が来るよう祈っています…失礼しました。 (2021年10月25日 3時) (
レス) id: 6ff457e429 (このIDを非表示/違反報告)
セイラ(プロフ) - 主人公が好みすぎて最高です(笑 大変だとは思いますがこれからも頑張ってください！応援しています！！ (2020年4月26日 5時) (レス) id: 5ca5505410 (このIDを非表示/違反報告)
はす(プロフ) - 続きが気になり過ぎて……更新頑張って下さい！！！ (2020年3月30日 0時) (レス) id: ea36bea7ab (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - これをみて下さっていることを祈っています。本当に面白くて、何度も読んでいます。ご事情も色々とあると思いますが、いつか更新を再開してくださると嬉しいです。 (2020年2月11日 11時) (レス) id: 595b98bf42 (このIDを非表示/違反報告)
アイウ - 更新待ってます！無理をしない程度に！できれば早く！(言動の不一致) (2019年9月23日 7時) (レス) id: 5fd2a8746a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひねのみ | 作成日時：2018年11月26日 15時
