【鬼滅の刃】変化なんてありゃしない【東京喰種】

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─死ぬかと思った。そう思うほど息が苦しかった
意識がだんだんとハッキリしてきた

誰かに呼ばれている気がする

「お客様、お客様、大丈夫ですか？？」

「えっ？あ、俺？…なんかあったっけ？」
店員に心配されるようなことをした覚えはないはず

辺りを見回すと、いかにも大正浪漫といったような服装の店員に、内装の店
こんな所にいた覚えがない

「咳がすごいようでしたが…お水どうぞ」

「ぁあ、ありがとうございます。もう大丈夫ですので」

店員にお礼を言い水をもらったが、やはりこんな所にいた覚えがない

というか俺、溺れてた………？？プールで溺れた時水が鼻に入ったかのような鼻の違和感
むせ返るようだった息のしずらさ

俺コーヒー飲んでただけだよね？
しかし納得するしかない身体の症状

「…まじかよ、コーヒーで溺れたのか…」

気分を変えようと、またコーヒーを頼んだ

…さっきのことは無かったかのように気を付けない俺ばか？



そんな心配もなく今度は無事にコーヒーを飲み終えたので、現状把握の為に一旦外に出てみることにした


見渡す限りでも分かる
豪華絢爛(ごうかけんらん)、肩摩轂撃(けんまこくげき) 華やかな街並みが広がっている

どこかで見たことあるような景色な気がしたが、確かめるため

「いきなりすみません、ここは何処ですか？」

「なんだい兄ちゃん知らんのかい？ここは浅草。大都会だぜ？浅草を知らねぇたぁ…さては、とんだ田舎モンだな？」

浅草…！？にしては着物の人が多くないか！
困惑しつつもとりあえず話を合わせるか

「はは、実はそうでして。出稼ぎの為にこちらに出てきたのですが迷ってしまいまして…」

「そりゃあ仕方ねぇな！なんてったって大都会！迷うことくらいあるさ。とりあえず分かりそうな大通りまで案内してやるよ」

「ありがとうございます…」

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