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『ごめん、怖がらせすぎた。いやだって、一着だったし、テンション上がって、やってみたくて』
そうだ。私は調子に乗ったのだ。地雷原を超えたあと誰にも抜かされることなく、というか見える範囲にいなかったようで、私がスタジアムに戻ってきたときはマイク先生も驚きの声をあげたものだ。
だってほら、悪役とか、こういうシーンでこういうことするじゃないか。
『緑谷、とりあえず後ずさるのやめよ？』
言い訳を並べるも緑谷は疑い、衝撃、恐怖を表現する顔を止めようとしない。
なので、とりあえず抱きついた。
『あ、戻った』
顔を真っ赤にしてえ、え、と繰り返し、飯田みたいに手をバタバタさせた。なんか小動物みたい。可愛いのう。
『だーから、ラスボスみたいな感じのをやってみたかったんだよ。演技だ演技。ほーら、怖くないぞー』
緑谷も平均的に背が低い言っても私よりかは遥かに高いので、腰辺りを持って振り回したとしても、足が邪魔になり引きずる形となった。
緑「いや、ちょっとびっくりしただけで、」
『でもな』
個性使わないなんて余裕だな、と顔を掴んで耳元に口を寄せ囁いたら、今度こそ必死の抵抗で逃げられた。
『ごめん、ごめんて！今のも演技だから！嘘だから！緑谷！』
爆「てめえチビ！！どう言うことか説明しやがれ！！」
そしてさっきから電光掲示板を見つめて唖然としていた爆豪が私たちを見つけ、緑谷と私と爆豪は三つ巴になった。いやなんだこれ。
＊＊＊
爆「お前がお前がお前が！！なんで一位なんだよ！！」
『うぅ、爆豪私を殺す気か、まだ競技は、う、始まってないヨ』
体操服の襟首を掴まれて前に後ろに右に左に振り回された。
ほんの十分休憩だ。これから詳しい順位が発表されるはず。
爆「お前そうキャラじゃないだろうが！」
いやそれ言われちゃあおしまいだよ。
『キャラじゃない…？』
爆「っ！？」
今度は私が爆豪の襟首を掴んだ。別に怒っているわけじゃないが反応が気になったという理由で。
『いつまでも高みの見物決め込んでちゃあ面白くねぇんだよ。私は言ったよな？一位奪るって』
爆豪は唖然としているというか、まさか言い返されるとは思っていなかったというか、そもそもこいつこんなキャラだったっけ、という顔をしていた。いや全くその通りなんだけど。
そして私を乱暴に突き放して歩いていった。
ちぇ、緑谷みたいな反応が見たかったのに。
@@@
ワンピースも更新したいけど漫画借りれない…アニメ…アニメ見るか…
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率(プロフ) - とむらさん» 確かに…原作で大事になってきそうですね…今まで戦闘訓練も二人組にしてたけど三人組にすればいい話ですね！すみません、次回から青山くん編入させます！ほんとコロコロ変えてしまって申し訳ない… (2018年10月15日 2時) (
レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
とむら(プロフ) - 青山居ないって大丈夫ですか？原作の方で意外と重要な気もするのですが……もしそれも踏まえてB組にしたのならすみません。 (2018年10月14日 21時) (レス) id: fe1253ce58 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - †NANA†さん» 本当だ…ご指摘ありがとうございます！恥ずかしいミスをしておりました… (2018年10月12日 17時) (レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ6で、「上から四番目」ではなく「上から三番目」だと思います。 (2018年10月12日 16時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - 琥珀さん» 青山君は人数的な事情でいません。ごめんなさい…彼はB組に行ったんです。多分夢主ちゃん体育祭の組み合わせや期末の試験も青山君のポジションになるかと… (2018年9月22日 6時) (レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年9月1日 18時
