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スタート地点をすり抜けカーブを曲がったところで、あの入試の大敵。ゼロポイントヴィランが現れた。一番前を行っていた轟が地面に手をつき、地面から氷を出現させて手を伸ばした仮装ヴィランを凍りつかせた。
あれは間も無く崩れる。攻略と他の妨害を兼ねている。さすが。
轟の姿が見えなくなる前に、ここで一回目を使わせてもらう。
『よし』
足を止めずに一定のペースで走った。大丈夫、まだまだ限界じゃない。
少し前を行く轟が一瞬振り返ったので、余裕の笑みを張り付かせた。あの紅白饅頭野郎、私を足止めしようとするなんて百年早い。
確か後は絶壁と地雷原。
＊＊＊
《先頭を行くのはA組の轟！！そしてその後ろには同じくA組、移動Aだ！！轟の妨害を物ともせずすり抜けたぞ！？いったい、どうやったんだ！！》
『マイク先生うるさい！！』
《おっと、カメラに向かって何か叫んでいる模様ですね、なになに、先生大好き？ヒョー！！》
聞く耳も考える頭も持たないマイク先生は早々に諦め、私は前を向いた。
あれ？おかしいな。轟も私も個性使わずに走ってるだけなのに差が開いている気がするぞ？
爆「先行くぞ！」
『あ！ずりい！！』
爆「狡いもクソもあるか！」
なんということだ。爆豪に抜かされた。後ろを見れば、ちらほらと生徒たちが見えている。しかし、絶壁に来ればこっちのもん。のはず。
＊＊＊side轟
何人が通過したか、と大きめの足場にたどり着いたところで振り返った。十何人かが序盤のあたりで固まり、早いやつはもう目と鼻の先にいる。
爆「待ちやがれ半分野郎！！」
爆豪が叫んだのが聞こえた。
妨害のためにも、ロープは何本かな切っておくべきか。いや、凍っているのだから重さをかければ崩れるだろう。
先頭だからといって気を抜いて言いわけではない。俺だってまだ半分も進んでいない。
そういえば、さっき振り返った時に移動がいなかった。あいつの個性は瞬間移動。どの程度の距離を短縮できるのか知らない。途中で綱から落ちたか、あるいは__
《ななななんと！！先頭を行くのは、ヒーロー科A組、移動！！》
轟「なっ、」
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率(プロフ) - とむらさん» 確かに…原作で大事になってきそうですね…今まで戦闘訓練も二人組にしてたけど三人組にすればいい話ですね！すみません、次回から青山くん編入させます！ほんとコロコロ変えてしまって申し訳ない… (2018年10月15日 2時) (
レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
とむら(プロフ) - 青山居ないって大丈夫ですか？原作の方で意外と重要な気もするのですが……もしそれも踏まえてB組にしたのならすみません。 (2018年10月14日 21時) (レス) id: fe1253ce58 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - †NANA†さん» 本当だ…ご指摘ありがとうございます！恥ずかしいミスをしておりました… (2018年10月12日 17時) (レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ6で、「上から四番目」ではなく「上から三番目」だと思います。 (2018年10月12日 16時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - 琥珀さん» 青山君は人数的な事情でいません。ごめんなさい…彼はB組に行ったんです。多分夢主ちゃん体育祭の組み合わせや期末の試験も青山君のポジションになるかと… (2018年9月22日 6時) (レス) id: 50d8353751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年9月1日 18時
