ひゃくはちじゅうはち ページ7
その三角地帯では、毎年１００隻以上の船が消息を断つ。ガイコツを乗せたゴーストシップの目撃が後を絶たないと言う。
私の記憶が正しければ、そこにブルックがいるはずなのだ。そして、動く島に捕まり、ゾンビの楽園、ぬいぐるみの楽園、透明人間とか、七武海とか、考えたらきりがない。
『ラブーン、元気かなぁ』
ゾ「なんで今の会話でラブーンが出てくるんだ？」
＊＊＊
三日目の昼。サンジが作った昼食を食べている時だ。フランキーの子分であるバンザイという男が飛び込んできた。
嫌な予感がしたのは言うまでもないことだ。
バ「むっむ、麦わらさん！！手配書見ましたか！？」
息を切らして「他の皆さんも、追加で手配されてる！」と言った。
一味の中で、あるものは青ざめ、あるものは喜んだ。私は青ざめた。
『そうだよな、あんだけやばいことしたんだし、みんなが手配されるのも理解できる…そして、もうすでに手配されていた奴ら…私もルフィもゾロも、額が変わらないなんてことは…ありえないよなぁ』
恐る恐る手配書を受け取る。
写真も更新されたようで、そこにはなんとも残酷で怖い顔をした私が写っていた。肝心の金額に目をやる。
『二億かぁ…』
二億ねぇ…
こないだは九千万だったし、ざっと一億上がったことになるなぁ…
二億、二億かぁ…
『ナミ、二億ってどのくらい…？』
ナ「そうねぇ…この島に海賊はゴロゴロいるけど、二億の海賊なんて一年に一回来るかどうか…ってAどこ行くの？」
『ちょっと整形外科行ってくる』
私は無表情でふらりふらりとその場を離れようとしたところでチョッパーに止められた。
チ「だ、ダメだぞ！落ち着けA！」
いやでも二億って…
＊＊＊
その後なんとか落ち着いた私はバンザイの話を聞いていた。新しく更新、発行された手配書の中には、フランキーも混じっていた。
バ「頼む、無理矢理でもいい！アニキを海へ連れ出してくれ！ここにいてはアニキの命が危ねぇんだ！今度捕まったらおれ達の力では助け出せねぇ！！お願いだ、あの人元々海賊の子なんだよ！！」
と叫んだ。
＊＊＊
ちなみにサンジの手配書だけ写真ではなく絵であったのは、完全に海軍側のミスであった。だが、それが後々に意味をなしてくると気がついているのは一味の中で私だけだった。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
