deadend【💓】 ページ17
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アクリル板を挟んで初めて彼と対峙した時、なんて厄介な仕事を引き受けてしまったのかとため息を吐きたくなった。そして悪い予感は当たる訳で
『………それで、路上で相手の男性と揉み合ったのは事実なのね？』
「あ〜………そういえば、Aちゃんって美人弁護士って有名なんだよねぇ？ひひ」
『……質問に答えてくれる？』
へらへら、と笑いながら前のめりになってから首を少しだけ傾げた彼は「えぇ〜厳しいなぁ」と子供みたいに不貞腐れた。まるで初犯とは思えない余裕。書類上では、というところだろうか？……普通ではない狂気的な雰囲気に、自分の眉間に皺が寄るのが分かった
『これから貴方の裁判で真実を暴く為に必要になるのよ？ましてや罪に問われる側なんだから、真剣に答えてもらいたいんだけど』
「はぁ…刑事に何度も聞かれたんだよなぁ〜それ。俺っちはなーんにもしてないし、なんなら被害者なのにぃ？」
『……というと？』
「あの夜、バーであの女にホテルに誘われてぇ………もちろん断ったんだよー？だって指輪してたし。そういうの後々面倒じゃぁん。別にこっちは引く手数多なんだし、他にも可愛い子来てたしぃ？そしたら、この後付き合ってくれたら5万出すっていうんだもん。まぁ、外見も身体も悪くなさそうだし……1発くらいいいかって思ってさぁ」
ダルそうにパイプ椅子に寄りかかって座る姿は、まるで世の中を舐めきっているような態度。台に肘を乗せて、一語一句逃さないようにノートにメモを取る私を嘲笑うように。でもここで流されてはいけない、彼のペースに飲み込まれる事が最も危ない事だと脳が信号を出していた。真表情を貫き、ただ意見を聞く耳を持つだけに集中した
『……それで？』
「バーを出て、適当なホテルに探して歩いてぇ。まぁあそこら辺ならどこでも空いてそうだったし」
『別に貴方にとってはいつもの事で、特別彼女だからってことじゃなかったのね？』
「ふは、うん。そうだよ？暇があったらそんなことばっかりしてたし。別にお金貰えなくても、ご飯食べた分払ってもらえたりぃ、ホテル代払ってもらえるだけで充分だし？まぁそれで夜の運動もできちゃうんだから万々歳ってとこぉー」
「Aちゃんさ。昔、うちで会ったことあるよねー？あの頃よりもっと綺麗になった！ひひ、俺のタイプなんだよねぇ〜」なんて期待したように言う彼の目を溜息ごと見上げてから、無表情で質問を続ける
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kae(プロフ) - meeeeenさん» meeeeen様、いつも優しいお言葉をかけてくださってありがとうございます😢架空とはいえ、ありそうだなぁとお話の世界に入っていただけて嬉しいです🙏こちらこそ読んでくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします😭 (2023年4月4日 18時) (
レス) @page49 id: 2742f5c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
meeeeen(プロフ) - 最後まで楽しく拝見させていただきました。勿論、彼らは素敵な人でそんなことはしないであろう…でも、想像できます。素敵なお話ありがとうございました！！ (2023年4月4日 11時) (レス) @page50 id: f8e174bf81 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - ゆきさん» ゆき様〜！いつも温かいコメありがとうございます😭あまり反応が無くて悲しくなってたんですが、一気に全部吹き飛びました😂これからも頑張れます…！ほんとにほんとに凄く嬉しいです！！これからも宜しくお願いします♡ (2023年4月2日 10時) (レス) id: 2742f5c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - kae様、いつも刺さりまくるお話ありがとうございます！ ダークなスノさん最高でした🥹 またお話たのしみにしておりすます！ (2023年4月2日 8時) (レス) @page50 id: 6c8365d1f8 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - まーたんさん» まーたん様、コメありがとうございます😭のんびり更新とはなりますが今後ともお付き合いください💦 (2023年1月4日 15時) (レス) id: 0d3898dd38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年12月5日 0時
