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「お初にお目にかかります。京本呉服店より参りました、京本大我と申します」
金色の鮮やかな髪色に色白の肌。違う地域を仕切る御曹司と紹介されても不思議でないくらいの美しい和服姿の男性が、私の正面で深々の頭を下げた
『こちらこそお忙しい中、ありがとうございます』
「とんでもございません。Aお嬢様のご指名とあれば、何事よりも光栄な事です。……では早速、生地の方と当店が扱っております着物をいくつか……」
『ええ、お願いします。あ、こちらはうちの衣装を任せている渡辺です。その他の者は身辺の警護のために何名か立ち合わせていますけど、お気になさらないでくださいね』
「お気遣い感謝致します。……渡辺様？……以前、確かご挨拶させていただきましたね」
「はい、その節はどうも。今はAお嬢様の専属として働かせていただいております」
「………そうですか」
一瞬、京本さんの目が鋭くなった気がしたけど、それに対して渡辺はにんまり微笑むだけだ。なんだか……バチバチと花火が散っているように見えたのは気のせい？
「こちらの生地はいかがでしょう？少し古風ではありますが、その方がAお嬢様の大人びた雰囲気でお似合いになると思います」
『とっても素敵な柄と色合いですね………翔太はどう思う？』
「……まぁ、いいと思うけど。っていうか、Aが似合わないもんなんてねぇから」
『もう…それを言ったらお終いじゃない』
渡辺は京本さんが選んだものを素直に受け入れられないようで、なんだか拗ねて面倒くさい。そんな姿を近くに立つ阿部や目黒はニヤけ顔で見ていて。もう、2人とも助けてくれたらいいのに……
『では、こちらのお勧めいただいたものにしたいのですが……金額はいくらでしょう？恥ずかしながら、当家はそこまで余裕のある財閥ではありませんので、』
「待てよ、A。足りない分は俺が出すって」
『そんなの駄目よ。翔太は仕事でやってるんだし、私費を使うなんてあってはならないわ』
「お披露目でケチる必要なんてねーだろ。それならせめて阿部がなんとかしてくれるだろ？」
少し離れたところから歩いてきた阿部は「…そうですね」と暫く考えた後、京本さんに視線を移した
「ちなみにお値段をお伺いしていいでしょうか？それにより判断させて、」
「……不要です」
『え？』
「お金はいただきません。その代わり、
……私にお嬢様の１日をください」
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
