◊*ﾟ63 Blue ページ14
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「おい、目黒。近すぎる、だめ」
「ちょっと、お嬢様寝てるんだから。そんな引き寄せたら起きちゃうって」
「ばーか、お前が腰がっちり掴んでるからだろ？はーなーせー」
「やだ。せっかくの可愛い寝顔見てんだから。しょっぴーだってお腹に手、回してるじゃん。手まで繋いじゃってさ」
「うっせぇ、これくらい顔見れない分触らせろよ」
目黒と俺に囲われるようにすやすや眠るお姫様は、俺たちがこそこそと起こさないように喧嘩する様子が耳に入らないほど熟睡しているようだ
「あー、朝までこれかぁ。お預けもいいとこだな」
「まじでしょっぴー、煩悩の塊っすよね」
「なんだよ。目黒だって耐えられっかな、ってさっきぶつぶつ言ってたろうが」
「なんで聞いてんの」
「偶然聞こえただーけ。で、どうする？目黒、先寝る？2人とも朝まで起きてるなんて無理だろ。交代で寝ないように立ってるか？」
「まぁそうだけど…俺が立ってるあいだにAに手出されたらやだ」
「お前なぁ…俺の最高のアイディアをどうしてすぐ崩す訳？」
「だから分かりやすすぎだって…………ん？」
「どうした？」
「いや…なんか香りが…」
「え？香り？匂い？」
「入口から香ってきた…これ…なんだ？」
「…あぁ、たしかに甘い香り…するな。お嬢様の香水には…こんな匂いねぇけど？」
「屋敷内の花の匂いってわけでもなさそう…っ、！しょっぴー！窓開けて！」
「は？なんだよ」
「急いで！すぐ！」
薄ら灯りの部屋で目黒は血相を変えてように飛び起きて、窓を全開にする。俺はなんだかよくわからないまま、首を傾げてそれに続こうとベッドから降りようとしたとき、ぐら、と自分の視界が歪む
「っ、！なんだよ、こ、れ」
「しょっぴー！やっぱり…眠りの香りだ」
「ちから、はいん、ねぇ…くっ、」
どんどん営力が奪われるように、へなへなとそこに崩れ落ちてしまう
「とりあえず窓に、っ、く、…やべぇ、俺も相当、きてる」
俺に駆け寄ろうとする目黒も窓を開けるくらいではその効力を排除できなかったらしく、一歩足を進めるのが限界だ
「っ、くっそ…みんなに、知らせないと…」
目黒は必死に胸元から誰かを呼ぶ時の小さなベルを取り出してそれを窓の外になんとか放り投げた。カラン！！という音が静かな庭園に鳴り響く
「A…、っく、こんな小細工する奴に…奪われるもんか、」
俺は震える身体をなんとか動かして、Aの手を掴んだところで意識は途絶えた
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
