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風邪 3 (雅紀) ページ14
潤Side
午前の診察を終えて休憩室に入ろうとしたとき
中から雅にぃの苦しそうな咳が聞こえてきた。
やっぱ風邪引いてたか…
潤「雅にぃ…やっぱり体調悪かったんだね。
言ってくれればよかったのに。」
雅「そんなわけにはいかないよ。
今日だって予約いっぱい入ってるし
それにそんなにしんどくないから。」
潤「嘘つかない。相当しんどいでしょ。
今日はもう俺がやっとくから、家帰って休んでて。」
雅「ダメだよ。潤に迷惑はかけられない。
これくらいなんともないから。」
潤「はぁ・・・
あのねぇ、雅にぃ。
そんなしんどそうな顔して大丈夫なわけないでしょ。
子供には笑顔が大事なんじゃないの?
今の雅にぃ笑えてないよ?
このまま診察続けてたって、患者さんに迷惑です。
もうおとなしく寝てなさい!」
俺が大きな声をだしたとたん、雅にぃがビクッっと動いた。
雅「うぅ…わかったよ…」
潤「初めから素直にそういってよね^^;
後は俺に任せて。ちゃんと家帰って休んで。」
雅「ごめん…よろしくたのむね。」
そういって雅にぃは家に帰っていった。
ちょっと言い過ぎちゃったかな?
でもこれくらい言わないと効き目ないしな。
この人、絶対自分から休むって言わないから。
今日は翔にぃが家にいるはずだから大丈夫だとは思うけど
あの感じからすると病院行きかなぁ…
素直に言うこと聞いてくれればいいんだけど…
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革ベルト
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作者名：ちさ
| 作成日時：2011年12月16日 21時
