緑の君【東海オンエア】 (ページ14)

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＊A

「お疲れ様でした～」

と「ありがとありがと～いい感じ～」

と鏡を見ながら答えてくれるとしみつさん

「そういうかんじも似合ってます」

と「そ？？かっこいいか？」

と、ニヤニヤいたずらっ子のような
笑顔で聞いてくる

「カッコいいです」

自分の顔が真っ赤なのがわかる。

と「ほんとセットうまいわ～」

「一応、プロなんで」

褒められて口元が緩む

と「今度デート行くとき、セットしてよ」

「おぉ、いいですよ」

とにこやかにら答えながらも
私の心の中はモヤモヤでいっぱいだ。

デート。そーだよなー。

と「あのさー、今度から君に担当頼みたいけど、
名前教えてもらってい？」

「あ、和田Aです、よろしくお願いします」

戸惑いながら名前を告げる

と「鈴木としみつです、よろしくお願いします」

「知ってます」

と2人で笑う。

こんな幸せなことがあっていいのだろうか。

と「えーと、あと、LINEも教えてくれん？」

「え、、、」

LINEを教え、、、？
え、いいのか？それは。
視聴者ですよ？
ていうかあなたたちのために引っ越してきた話を
聞いても、交換するのって
大丈夫なの？？

と「あ、ダメやった？彼氏あかんタイプ？」

「とんでもないです！彼氏もいませんし、
としみつさんが大丈夫なら」

と慌てて答えて交換する。

私の画面に表示された"としみつ"の文字。

交換してしまった。。

そうしてとしみつさんをお店の外まで送り出す。

「ありがとうございました！」

と「じゃあまた！ありがと！」

と、赤い車に乗り込み行ってしまった。

夢みたいだ。