奇跡の歌姫【出会い編】 (ページ6)

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4話 side天ページ6

手入れの行き届いた綺麗な銀色の髪

日焼けを知らない真っ白な肌

スカートから伸びるスラリとした、ただ細いだけじゃない引き締まった脚

吸い込まれそうな瞳

ぷっくりと膨らんでる唇

綺麗だ…

他人を褒めるなんてこと、僕はあんまりしない。けど今目の前にいる少女は世界中の誰もが羨むような完成された美しさを持っていた

『初めまして。天羽Aです。この度は共演依頼を受けていただきありがとうございます』

彼女が声を発するまでこの部屋にいた者全員が彼女の美しさに言葉を失っていた

それは時間的には短かったかもしれない。でも体感的には何時間も時が止まっていた気分

姉鷺「あ、こちらこそありがとうございます。今日はよろしくお願いします。あんた達、自己紹介しなさい」

九条「TRIGGERの九条天です。今回はよろしくお願いします」

八乙女「八乙女楽です。よろしくお願いします」

十「あっ、つ、十龍之介です！よろしくお願いします！」

誰もが言葉を失った。それほどまでに彼女は美しいんだ

『あやのさん見て見て、TRIGGERだよ！本物だよ！』

綾辻「Aちゃん、落ち着いて。すみません、この子TRIGGERのファンでして」

十「え、そうなんですか？」

1番嬉しそうにしているのは龍。そうだよね、龍は彼女のファンだもんね

『実は一目惚れに近くて。この前のミューフェス見てからTRIGGERのファンになっちゃいました』

人気NO.1アイドルにここまで言われるのはとても嬉しい

九条「ありがとうございます。僕達も天羽さんにそう言って貰えて嬉しい限りです」

姉鷺
「さ、雑談はそこまで。打ち合わせに入りましょうか」

そうだった。天羽Aに気を取られすぎてこれが打合せだったことを今の今まで忘れてしまっていた。僕としたことが

打ち合わせも始まることだし集中しなきゃだね