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『2年α-1組…』
文化祭委員が集まるように連絡があったクラスはαの校舎でしかも2年生。2年のαなんて本当に面識がなくて不安しかない。
もちろん知り合いが居ない前提で飛び込んだんだから仕方ない。
｢ちょっとごめんね、通してくれる？｣
『あ、すみません』
3年の先輩達は入口付近で戸惑う私はお構い無しにどんどん教室へ入っていく。隣のクラスの委員を誘ってこれば良かった…。
｢かあいい2年生だね、こんなとこで何してんの？｣
『えっ』
｢びっくりしちゃってほんと可愛いね、Aは｣
『深澤先輩…っ、校内でナンパされたのかと思いました…』
深｢ごめんごめん｣
背後から現れたのは深澤先輩で、なぜかいつもと雰囲気が違うような気がする。
皆といる時より気が緩んでいるのか、雰囲気が軽い。陽キャに近いような…感じ？いや、陽キャか。
深｢2年のαに用事？｣
『あ、いや、私文化祭の実行委員になったんですけど…』
深｢まじ？俺も。Aと一緒に出来るなら楽しみだわ、ほら教室入ろう｣
『はいっ』
満面の笑みで喜んでくれた深澤先輩は私の頭を撫でながら教室へ先に入り、手を引いていってくれた。
俺の隣座っときな、と言う深澤先輩はすごく頼もしくて、次々入ってくるほかのクラスの人達に私のことを紹介している。
クラスメイトのさっくん達もそうだったけど、その場に馴染ませてくれるのがうますぎる。
｢うわ、ふっかが可愛いΩの女の子連れてるわ｣
深｢なにー？お前らにあげないよ？｣
『わ…っ』
｢ふっかと照と舘様に勝てるαはこの学校にいねーって！わかって言ってんな〜こいつ｣
深｢Aは俺のだもん、はい散った散った｣
『深澤先輩…』
深｢ん？あ、ごめんな急に引っ張って｣
お前らにあげないよ、だなんて心臓が痛くなるようなセリフを言われたと同時に引き寄せられた私の体はずっと先輩の腕の中にあった。
離れた後も触れていたところからずっと熱が引かなかった。
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紅彩(プロフ) - わーぉさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！引き続き頑張って更新していただきます。お気遣いありがとうございます！ (2021年8月29日 14時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございます！更新されるのを毎回楽しみにしていました。次のお話も気になり待ち遠しいです！無理なくよろしくお願いいたします！ (2021年8月29日 13時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - お返事ありがとうございます。応援してます。 (2021年8月29日 13時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - しゃもさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいですし、次も頑張れます。引き続きよろしくお願いします！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - 楽しみすぎて更新が待ち遠しい程でした。次も楽しみにしてます！、 (2021年8月29日 10時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年8月9日 20時
